2012年9月7日金曜日

ゴールドマン・サックス 国際アドバイザー ジャド・グレッグ氏 発言!

日経CNBC Voice より 文字起こしです。
ゴールドマン・サックス 国際アドバイザー ジャド・グレッグ氏 発言!

欧州に返済能力はないし ユーロを崩壊せずに
問題を解決する方法も見つけ出せずにいる。

秩序あるデフォルトか それとも 地域の通貨量を
増やすかだが ユーロ圏ではどちらも無理だ。

また 現実問題として 北欧が南欧を
いつまでも 支援し続ける事は不可能だ。

現状では 解決策は見当たらない。
共同債の発行は事態を悪化させるだけだ。

経済が成長に向かうまで 問題を先延ばしする
つもりだろうが これまでの借金がたたって 
成長は見込めない米国も同じだが 欧州はより深刻だ。

確かに 数字上は赤字額でも 債務残高でも
欧州の方がいいが 経済の状況は米国に及ばない。

生活水準の維持は 借り入れではなく 生産性の
向上や 経済成長によって達成すべきものなのだ。

欧州は 経済成長ではなく 借り入れによって
まやかしの生活水準を維持してきた。

生活水準の低下は 財政問題だけでなく
財政硬直化で国内の暴動に発展する可能性もある。

以上でした。
鎌田泰幸氏 曰く・・・。

2010年 ギリシャの隠れ債務が発覚!
翌年 イタリアの財政赤字がクローズアップされ

今年はスペインの金融不安が債務拡大懸念に
繋がり 今もなお 不安が燻っています。

EDBヨーロッパ中央銀行は 債務国の国債売りを
必死に 止めようとするも 果たして 有効な手立てを 
見い出せる事ができるのでしょうか?

近隣の火事を消そうとしていたら 
いつのまにか 火が足下に回っていた。

ギリシャ イタリア スペインに 健全財政への
道筋をつけようとしていたら 緊縮財政による 
景気の減速が ドイツでじりじりと顕在化しています。

8月のPMI購買担当者景気指数は 3年ぶりの低水準に落ち込み 
IFO景況感指数は 4カ月連続で低下 

失業保険申請件数は 5ヶ月連続で 増加しておりまして 
この先 更に 景気が冷え込む事を示唆しています。

ユーロ圏の盟主 ドイツの実体経済も 南欧諸国に
引きづられるように 原則の度合いを 次第に強めています。

緊縮財政 景気後退 財政悪化の 
負の連鎖が いよいよ 強まってきたようです。

鎌田泰幸氏の今週の纏めは・・・。

世界景気の減速懸念が 再び 広がってきました。

東京市場では 鉄鋼や非鉄 海運といった 
景気敏感株の下落が止まりません。

そうした中で アップルは急成長を続ける事ができるでしょうか?
それとも アップル経済圏も 減速してしまうのでしょうか?

世界の金融市場は 固唾を呑んで見守っています。

私感 

ITに明るくないので 今回のアップルとSAMSONGの裁判は
正直 理解できないでいました。

しかし 解り易く説明して下さり 勉強になりました。
ありがとうございました。(禮)

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