日経CNBC Voice より 文字起こしです。
エバーコア・パートナーズ 創設者 兼 会長 ロジャー・アルトマン氏 発言!
Q FRBは常時 お金をばらまき 財政政策は
どこへ行ったのかと 疑問がわく。
FRBの継続的な緩和策は 遣り過ぎではないか?
他になすべき手はないか?弊害はないのか?
答えはノーだ。自分に魔法の杖が振れるならば
もう一段の景気刺激策を 打ちたいところだ。
年内は オバマ大統領に打つ手はなく
法的に これ以上の 財政出動はできない。
そうした中 唯一 柔軟に動かせるのが 金融政策だ。
バーナンキ議長の措置は適切で 何も危ない事はない。
Q 今後 2~3年の米経済の成長を予想する根拠は?
経済の逆風が静まるまで 時間がかかると思うが
住宅部門では 予想以上に上昇するだろう。
現在 70万件ほどの住宅着工件数が
2年後に140万件を超えるという強気予想もある。
米国のエネルギー革命は目覚しく 天然ガス・
石油ブームの雇用効果は 過小評価されている。
銀行貸出も 予想以上のペースで
回復していて 雇用の増加に寄与する。
以上でした。
鎌田泰之氏 曰く・・・。
さて 果たして これまでの量的緩和が
雇用の回復に 効果を齎しているか?どうか?
アメリカには 日本のような生活保護制度がありません。
その代わり 食料品購入補助制度というものがありまして・・・。
農務省がフードスタンプと呼ばれる スーパーマーケットなどで
食料品と交換できる 言わば
食券を生活緊急者に支給する公的扶助制度です。
フードスタンプを受給している人たちは
未だに高水準です。
7月末時点で 4670万人に支給されていまして
リーマンショック後の最高を 実は 更新しています。
何と アメリカ人の6.6人に1人が
フードスタンプを受け取っています。
この数値の改善がなければ雇用は
良くなっていないと言えるかもしれません。
今後も 量的緩和の効果についての
議論が 世界中で続きそうです。
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