2025年8月1日金曜日

イラッとした実体験で一句&舟を編む⑦

(応挙)日本画へ立体感を入れた夏

ご近所は呉春・蕪村と池大雅(無季句)

(応挙)3D透視図法の京の夏

奥行きに拘る応挙雲の峰

空間遠近法応挙の緋鯉

 

■プレバト纏め 2025731

イラッとした実体験で一句

 

特別永世名人梅沢富美男の締め一句

自販機の吐き出す札や油照

(油照:夏の季語 雲って湿度の高い日に脂あせが滲むような暑さ

 才能ナシの人が学べる一句 一部を書いて全部を想像させる

 事実と季語を取り合わせるだけ イライラがどんどん募る

 季語も主役になっている 学びの一句としてお見事)

 

永世名人村上健志 傑作50

冷房臭し椅子の足りない楽屋

添削(季語をもう少し強く 破調:五七五の定型を意図的に壊した表現

   楽屋の古さを映像として臭いとしても表現できている 

   句集にするなら一点だけ変えた方がいい 冷房という季語を強調する)

冷房臭し椅子足りない楽屋

 

◎実体験を俳句にしたら句材・発想は豊かになった

1位 おいでやす小田

ご馳走様と言えとは言えぬ蝸牛(かたつむり)

添削(奢ったのにお礼がない 蝸牛は夏の季語

   相手が後輩であることを書くしかない

   季語が動く 他の季節の季語でも成立する事

   奢っていた状況がわかる映像になるような季語を選ぶ)

ご馳走様」も言えぬ後輩蝸牛

ご馳走様」も言えぬ後輩夏の月

 

2位 RINON

麦茶恋しつめ先ばかり映る午後

添削(日本語としてはわかる エピソードをなぜ書かないかなぁ~

   最初に書いたものと似ても似つかない)

落としたる硬貨つかめぬネイル夏

 

3位 丸山桂里奈

夕立ちだ気づいていたよと夫のマウント

添削(俳句は字づらがすべて 暑くて蒸し蒸しする季語を使う 

溽暑:夏の季語  気温と湿度が高い極めて不快な暑さ)

知ってると夫(つま)マウント取る溽暑

 

4位 武田真治

夏芝居宿で赤らむ尻の皮

添削(せっかくの材料をドブに捨てている なぜ素直に書かないのか

   何の役にも立っていない季語 頑張っているのは伝わる

   最も意味がわからなかったので4)

腹筋の赤らむ尻の皮

 

■舟を編む~私、辞書つくります~⑦

ティッシュペーパーをポケットに入れたまま洗濯してしまった

ポケットに入れたまま洗濯してしまったティッシュペーパー

この場合影響を受ける対象は?洗濯物か?ティッシュペーパーか?

 

セレンディピティ 思いがけない幸運 偶然別の価値を見つける

 

【尊い】「推しが尊い」

とうと・い【尊い】敬うべきさまである。価値が高い。すばらしい。

 

わくわく 期待や喜びで心がはずんで落ち着かないさま。

     「―()しながら、登場を待つ」

 

あたらよ 可惜夜 やらずのあめ 遣らずの雨

a(赤と緑)  色の赤と緑の成分を表す数値で、

赤みを帯びるほどプラスの値、緑みを帯びるほどマイナスの値で表現される。

b(黄と青)  色の黄色と青色の軸を表します。b値がプラスの値であれば黄色、

マイナスの値であれば青色を強く示します。

 

ぎょう【業】①仕事。業務。職業。②学問や技能を身につけようとすること。勉強。 

ごう【業】②人が担っている運命や制約。主に悪運を言う。

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