パソコンへサーキュレーター秋暑し
再起動止めぬパソコン残暑かな
打ち込んだ文字は何処へ秋の空
身に入む(しむ)や画面真っ黒再起動
涙ぽた身にしむ秋や再起動
■あの本、読みました?この夏、読みたい本!東野圭吾・辻村深月・道尾秀介・窪美澄
窪美澄 道尾秀介 鈴木保奈美 山本倖千恵 林祐輔P
夏に読みたいオススメ小説
なぜ夏休みを描いた?
「給水塔から見た虹は」窪美澄著/集英社
夏休みって30~40日でものすごい成長
夏の終りの切なさを感じたりいろいろな感情を感じる時期
切なさをギュッと書きたかった
「給水塔から見た虹は」の一文 窪美澄著/集英社
だから、玄関ドアが開いたことに気づかなかった。
里穂の目の前を、水色のワンピースを着た桐乃が
何も言わずに横切っていく。
桐乃は自分の部屋のドアを開け、力一杯閉める。
「桐乃!」思わず声が出た。
(中略)
「里穂さん…」座って、というように、夫が居間のテーブルを指さす。
「桐乃、楽しんでいたよ。でも」「…でも?」
「里穂さんと行きたかったんだよ。本当に楽しみにしてたんだ。」
「…ごめんなさい」「あやまることじゃない。里穂さんは少し
暴走気味なところがあると思うけど、それでも里穂さんの
やっていることは、里穂さんの人生の一部だろうし、
僕は理解している。だけど、桐乃にとっては…」
(中略)
桐乃の部屋からかすかに泣き声が聞こえてきたような気がした。
いつかの夜と同じだ。椅子から腰を上げた里穂を夫が手で制する。
自分の子どもが声を押し殺して泣いているのかと思うと
身を切られる思いがした。
「お父さんは良い人だけど…」
ヒュウを登場させた理由は?
どういう場所に取材をした?
給水塔を取り上げた理由は?
ミステリーで給水塔は不穏なもの
「給水塔から見た虹は」の一文 窪美澄著/集英社
給水塔が太陽の光を受けて光っている。あれはいったいなんなんだ。
ヒュウが物心つく頃にはすでにそこにあった。
父さんが家を出て行ったことも、母さんが病院に運ばれたことも、
ヒュウが誰かにいじめられていたことも、
悪い仲間に加わったことも、あれは全部見ていたんだ。
そう思うと給水塔がまるで監視塔のようにもみえる。
母親と桐乃にとって給水塔は?
プロットは書く?
「向日葵の咲かない夏」道尾秀介著/新潮文庫
アブラゼミが鳴り響いているシーンが頭にあった
向日葵は生命力の象徴で太陽の方を向く
首をくくっていた彼は死の象徴で下を向く
「生」と「死」の対比
「向日葵の咲かない夏」の一文 道尾秀介著/新潮文庫
縁側の半分ほどまで進んだとき、僕は一度だけ振り向いた。
S君の姿は、壁に隠れて見えなかった。
たくさんの向日葵が目に入った。どれも大きな花を咲かせていて、
その花を、みんなS君のいる部屋の方へ向けていた。
さっきS君は、僕を見下ろしていたのではなく、
あの強く咲く向日葵を見ていたのかもしれない。
そう考えて、急に、ぼろぼろと涙が出てきた。
以前から頭にあった向日葵のシーン
窪美澄が印象に残ったシーン
主人公の名前がミチオの理由 分身
なぜ級友の名前がS君? 思い浮かべて欲しくなかった
プロット見せたら編集者に断られた
夏に読みたい本
窪美澄
「夏の匂いがする」木爾チレン著
岩倉しおり写真 有村佳奈イラスト/マイクロマガジン社
R-18文学賞優秀賞を含む初期短編五篇を収録した作品集
「夏」と「死」は関係がある?
道尾秀介
「賢者の贈りもの-O・ヘンリー傑作選-」最後のひと葉 魔が差したパン
O・ヘンリー著 小川高義訳/新潮文庫
1905年発表の短編集 貧しい夫婦がお互いに
クリスマスプレゼントを買うお金を工面する話
「いけないⅡ」道尾秀介著/文春文庫
ヒントサイト QRコードより
写真の構成を自ら考えた 物語が逆転する
「夏の庭」は描写が巧い
物語を書く前にプロットは立てる?
物語が勝手に動く
「ランニング中」に思いつく 下りてくる
デフォルトモード 脳は何もしていない時に活性化している
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