2025年1月15日水曜日

迎賓館&「ちちんぱいぱい」&太宰治&島津義弘

冬の径一朶の花をにぎりしめ
今日も今日とて冬夏青青(とうかせいせい)しづり
せいろ蒸し香り立つ湯気冬野菜
冬銀河心は何処墨の花
釣り合わぬ品なき衣装鐘氷る

■新美の巨人たち【華麗!❝迎賓館赤坂離宮❞の数奇な歴史】
日本美術とヨーロッパ美術とアメリカ美術の
最高のものを組み見合わせなければならないと考えている
片山東熊

(建築は)話し合いが99%できるけど
それから先 1%は必ず残るでしょう
中略
その1%が時として全体を支配する影響力を持つこともあるんです
「建築家という生き方」より 村野藤吾

■夏井いつき俳句チャンネル
【第3回】ちちんぱいぱい・後編【楽しい日本語】

地鎮拝々かわうそだって魚まつる   家藤正人
遅々牌々さっさと切れよみかん投ぐ   夏井いつき
極月やちちんぱいぱい地面消ゆ   ローゼン千津
栗むくやちちんぱいぱいなる人と   夏井いつき
柿古るちちんぱいぱいされし裔(えい)   家藤正人

■偉人の年収Hou much?作家 太宰治
離れまいとつないだ手を苦しまぎれに 俺が故意(わざ)と振り切ったとき
女は忽(たちま)ち浪に呑まれて たかく名を呼んだ。
俺の名ではなかった。
「葉」1934年

僕はなぜ小説を書くんだろう。新進作家としての栄光がほしいのか。
もしくは金がほしいのか。(中略)答えろ。どっちもほしいと。
「道化の華」1935年

拝啓
生涯いちどの、生命がけのおねがひ申しあげます。
(中略)
貴兄に五十円ことわられたら、私、死にます。それより他ないのです。
(中略)
治 拝
画家 鰭崎(ひれさき)潤への手紙(1936年)より

私は、今宵、殺される。殺される為に走るのだ。
走れメロス

僕は自分がなぜ生きていなければならないのか、
それが全然わからないのです。
道徳の過渡期の犠牲者。
あなたも、私も、きっとそれなのでございましょう。
けれども私たちは、古い道徳とどこまでも争い、
太陽のように生きるつもりです。
今の世の中で、一ばん美しいのは犠牲者です。
「斜陽」
敗戦後の混乱の中で強く生きる女性の姿を描く

坂口安吾 無頼派作家として戦後 人気に 代表作「堕落論」「白痴」など
人間は堕落する

酔いつぶれる前に「彼はいつもくしゃみをする」
山崎富栄「太宰治との愛と死のノート」より

優=人+憂
“ひとの淋しさ侘しさ、つらさに敏感な事、これが優しさであり、
また人間として一番優れている事ぢゃないかしら“
文学者 河盛好蔵への手紙(1946年)より

人間失格
自らの人生を振り返る自伝的小説
恥の多い生涯を送って来ました。

自分の弱さを執拗に描く
人間、失格。もはや、自分は、完全に、人間で無くなりました。
「人間失格」を書き上げてわずか3カ月後、自ら命を絶ちました。
1年前に知り合った女性との心中でした。
1948年(昭和23年)没38歳

消息を絶った葉蔵についてバーのマダムが語る
「神様みたいないい子でした。」
どういうつもりで書いたのでしょうか❓

■偉人・敗北からの教訓 
第75回「シリーズ東軍・西軍それぞれの関ケ原②島津義弘」

島津義弘 敗北の伏線
兄・義久と豊臣政権の板挟みとなった
内乱で国本が混乱をしていた

島津義弘 敗北の瞬間
東西どちらにつくか優柔不断だった
国元から援軍が送られなかった

島津義弘の敗北から学ぶ教訓
優柔不断は命取りとなる

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