痛み増す歪む根幹冬の朝
溶けるがごとく消えゆく時間霜夜
向かい風水面を生きる冬の草
霜の夜言った言わない繰り返し
残された神のギフトか冬の月
■NHK短歌 題「パートナーのこと」
選者 山崎聡子 ゲスト 吉住 司会 ヒコロヒー
年間テーマ「伝えられなかった思い」
ずっと味方でいてよ菜の花咲くなかを味方は愛の言葉ではない
大森静佳
「味方」は究極の愛の言葉のようでありながら
それを相手に求める心は自分のエゴ
▪つぶやきを短歌に
ぽろぽろと鱗を剝がすごと生きて街を行き交う人を眩しむ
山崎聡子
▪てれび歌会 テーマ「パートナーのこと」
三席 読まないといけない空気をお互いに作らずにいる日曜の午後
岩倉曰(いわく)
ヘレニズム文化の起こりもきっとそう気付けば赤い味噌に馴染(なじ)んだ
つちや
ウェディングケーキを食べさせあったこと遊ばせている記憶の汀
小林礼歩
私 おのれにも解らぬ我を君だけはただ抱きしめてほしい寒月
寺澤由美子
二席 私 お前より長生きをしてお前へのとっても長い弔電を打つ
和田直樹(弔電は天国への最後の手紙)
一席 へんなゆめみたらおしえて夫婦より二匹の蝶になりたい午睡(ごすい)
高原すいか
恋人はいないと言った日の夜は綿が詰まった家族を撫でる
世田夏雪(なつゆき)
私 重たいと言われてもこれが自分だと開き直って煮る筑前煮
桜庭紀子
私 子育てはフィナーレとなり中年の姫と王子のグラン・パ・ド・ドゥ
門田祥子(かどたしょうこ)(突き抜けた表現)
▪吉住さんの「パートナーのこと」
頼みますなんとか神さま殿方を祈るついでに境内物色
吉住
(もう神様を通さず直で行った方がいいかもっていう歌です)
私感
吉住さん!最高!大好きになりました。
ブレークして欲しい。
▪言葉のバトン
貨物列車聴く僕たちのアナキズム
工藤ひすい(高校一年生)
⇩
車道爆走津軽のかっちゃ
自立生活センター事務局長 斉藤新吾
(かっちゃとはお母さまのこと)
■名言
ラリー・キング 曰く
「秘訣を持たないことが秘訣さ。
自分らしくいることにコツなんかいらないだろ。」
E・E・カミングス 曰く
「成長して本当の自分になることは、
勇気がいることだ。」
スタンダール 曰く
「急な山を登りつめて腰をおろすとき
ほっと一息いれるのは限りない喜びであるが、
もし、永久にそうやって休息していろと強いられたら、
彼は幸福であるだろうか。」
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