つまらない他人本意の年の暮
日向ぼこ個性発展自己本位
冬ざるる雲ひとつなき蒼き空
諦めの美学さまよう冬銀河
寒き夜命削りて出す答え
■日曜美術館 永遠なるサグラダ・ファミリア
神の建築家 アントニ・ガウディ
ガウディの言葉
作業場から見える樹が私の師匠だ
すべては自然という偉大な書物から成り立っている
聖堂の柱を樹木にしてその頂部を葉っぱで飾ろう
人間は創造しない
人間は発見し
その発見から出発する
諸君 明日はもっといい仕事をしよう
サグラダ・ファミリア聖堂 主任建築家 ジョルディ・ファウリ
手にしている福音書は幸福を得るための書物です
その幸せが翼に乗ってすべての人に届きますように
ガウディがサグラダ・ファミリアの美しさを通じて
伝えようとしたことは「他者と平和に暮らすこと」
今こそ必要な永遠のメッセージです
■夏井いつきのおウチde俳句
一分季語ウンチク 朽野(くだらの)
意味としては枯れた冬の野原
「枯野」と同じ意味になってくるのですが
同じような意味の季語なのになんで
「枯野」と「朽野」2つの言い方があるのかというと
「朽野」の方が少し意味が限定的になると
歳時記には解説があります
「枯野」よりも更に寒々しく哀れな感じというのでしょうか
「朽野」の要素であるとされています
例えば同じ小林一茶の句で「枯野」の方だと
五六疋(ひき)干しておく枯野哉
と描かれているのに対し「朽野」の方だと
くだら野や人を喰ふと鳴く烏(からす)
と少しおぞましいような描かれ方がされています
「枯野」と「朽野」使い分けてみたいものですね
■夏井いつきのおウチde俳句
一分季語ウンチク 暖鳥(ぬくめどり)
鳥とついているからには具体的な何の鳥なのかと思いきや
特定の種類の鳥を指すのではなく
鳥の行動を扱った季語になります
どういう季語かというと大型の鳥が冬の寒さ
特に一夜の寒さを凌ぐために小鳥を捕まえて
獲って食ったりはせずその小鳥の体温で
自分の身を温めながら一夜を過ごすと
その行為のことを「暖鳥」というのだそうです
朝になったら暖に使っていた小鳥のことを放してやる
というような解説があるのですが
実際本当にあるのかどうか一度生で見てみたい
そんな季語ですね
食べずにいられるのでしょうか
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