2023年12月7日木曜日

石川数正&「花椰菜」&「鎌鼬(かまいたち)」&「大雪(たいせつ)」

鷹揚なサードプレース冬の庵
いろは紅葉を陽光と冬の風
魂は老いず輝き冬の月
悠久の静寂あらん冬の寺
目を凝らせ耳を澄ません霜柱

■夏井いつきのおウチde俳句
一分季語ウンチク 花椰菜(はなやさい)

この「椰菜」という字なかなか
目にしないような文字になってますね
この「花椰菜」何物かと言いますと
カリフラワーのことになります
この「花椰菜」カリフラワーは
元々アブラナ科の二年生の
葉野菜ということになります
原産地は中東、地中海沿岸地方といわれています
ブロッコリーは日頃食べるけどカリフラワーは
そんなに食べないという方も
いらっしゃるのではないでしょうか?
このカリフラワー日本における生産地としては
第1位が熊本県 第2位が茨木県 第3位が愛知県
となっているようです(2021年統計)
あんまり個人的には食べないんですけど
どんなレシピがあるのか気になりますね

■夏井いつきのおウチde俳句
一分季語ウンチク 鎌鼬(かまいたち)

「鎌鼬」と聞くと「妖怪ですか❓」
と聞いてくる方もいらっしゃいます
「鎌鼬」本来は「天文」の季語として
分類されています
冬 特に寒さの厳しい時期に
空気中に真空が生まれた結果
そこに殺傷力が生まれてというようなことが
歳時記には書いてあります
何故か何も無い所でいきなり皮膚が切れる
その現象を昔の人達は妖怪の仕業であると考え
「鎌鼬」という妖怪が生まれてきたと
いうようなお話もございます
江戸期の書物など紐解いてみると
妖怪「鎌鼬」の事も書かれていたりします
絵にもかなり残っています
そういった意味で単純な「天文」の
現象だけではなく俳人のロマン心をくすぐる
そんな季語でもございます

■夏井いつきのおウチde俳句
一分季語ウンチク 大雪(たいせつ)

大雪大雪と読んだ場合は冬の天文の季語「雪」の傍題
凄い大雪の事を指します
一方 大雪たいせつとと読んだ場合は
冬の時候の季語となります
陽暦でいうところの12月7日頃にあたります
二十四節気の一つです
寒さがいよいよ本格化してくる
そんな時期であります
句にする時はこれが時候の季語
大雪(たいせつ)であるという事を
明確にしながら使うそういう工夫が求められてきます

■先人たちの底力 知恵泉 その転職 スジはあるか?石川数正
江戸時代中期の政治家新井白石は
数正の悪評を広めた張本人ともされます
しかし著書「藩翰譜(はんかんふ)」の中で
数正の宿根を厳しく批判しながらも 
その能力については称賛の言葉を並べています。
勇気にあふれ武略にもたけ主君徳川殿のために
命を捨てようとしたことは数えきれないほどだ
裏切者とはいえ忠も功もなしと断ずることはとてもできない
家康を一人前の戦国大名になるまで支え天下人への道筋をつけた
忠臣石川数正、人生を賭けたたった一度の転職でした。

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