2023年10月16日月曜日

兼題「秋晴」&名言

秋遍路サポーター巻き杖ついて
忙し気に朝焼けを背に秋小鳥
重力の変える常識秋の夢
秋高し皮膚が作らんドーパミン
秋の日や事件は現場で作られる

■NHK俳句 兼題「秋晴」
選者 村上鞆彦 ゲスト 虻(あぶ)川美穂子 司会 柴田英嗣
年間テーマは「人生を詠う」
今週のテーマは「出産」

女性にしか詠めない妊娠や出産の名句
星涼しいのと宿るをまだ告げず   日下野由季(ひがのゆき)

産声のまはりの無言花吹雪   鶴岡加苗

▪特選句六句
逃げ惑う群衆の役秋晴るる   山口良子
秋晴れや草に拡(ひろ)げる絵具箱   堀内照美
秋晴れや水かげろふに少女揺れ   松尾睦月(むつき)
秋晴れや目鼻描きたるゆで玉子   阪本道子
秋晴れや免許返納して歩く   久保田由紀子
小さき水脈(みお)大きなる水脈秋の晴   吉澤幸江
(「水脈」とは船が進むとき船の後ろに白い跡ができます。
航跡とも言います。そのことを「水脈」という。)

▪特選三席発表 兼題「秋晴」
三席 耳すこし遠きふたりの秋日和   神野志季三江(こうのしきみえ)
二席 向こうから百歳の母秋日和   室川羊子
一席 佐久鯉のくちびる厚し秋の晴   藤雪陽(ふじゆきひ)

▪夏井家伝来!家藤正人&中西アルノ
0から俳句

歴史的仮名遣いの名句を現代仮名遣いに変換!
わが死後のとかくの噂いわし雲   山口草堂

ひっかけ問題でこれは変換できません

ゐのこづちくつつき一つづき緑   岡田日郎

いのこずちくつっき一続き緑

▪今日マチ子、今日の一句
あーあつい一緒に走った冬の朝   虻(あぶ)川美穂子
添削
あーあつい一緒に走った落葉道

落葉踏みつつ母にだけ話すこと   村上鞆彦

▪柴田の歩み
初心者もえんりょせず

■名言
ラルフ・ワルド・エマーソン 曰く
「世間の考えに従って生活することはたやすい。
 自分の事だけ考えて孤独の生活を送るのも簡単だ。
 しかし悟った人は群集の真っ只中にあって、
 自立の醍醐味を心ゆくまで味わう。」

ポール・クリー 曰く
「芸術は休日のようなものであるべきだ。
 男に物事の異なる見方と見方を変える機会を与えるものだ。 」

アルバート・アインシュタイン 曰く
「真の小説のアイデアは、若さの中にのみ浮かび上がる。
 後で経験豊富になり、有名になり、愚か者になる。」

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