2023年4月30日日曜日

名言&森田童子&夏井いつきのよみ旅!In熊本 後編

荷風忌やロートレックと見比べり(4月30日)
廃材の市松模様さつき咲く
(吉山明朝)二百年先のデザイン春の光(こう)
永遠のモダンアートや春の色(阿波の青石)
(堂本印象)暗雲を飛ぶ鳴き龍や夏近し

■森田童子の言MESSAGE
いまわたしはわたしたちの過ぎていった青春たちに
静かにとても静かに愛を込めて唄いたい。
http://www.tapthepop.net/extra/79190?fb

ぼくたちの失敗

春のこもれ陽の中で 君のやさしさに
うもれていたぼくは 弱虫だったんだヨネ

君と話し疲れて いつか 黙りこんだ
ストーブ代わりの電熱器 赤く燃えていた

地下のジャズ喫茶 変れないぼくたちがいた
悪い夢のように 時がなぜてゆく

ぼくがひとりになった 部屋にきみの好きな
チャーリー・パーカー 見つけたヨ
ぼくを忘れたカナ

だめになったぼくを見て
君もびっくりしただろう
あのこはまだ元気かい 昔の話だネ

春のこもれ陽の中で 君のやさしさに
うもれていたぼくは 弱虫だったんだヨネ

https://lyricjp.com/ats/a001d58/l005b76h

動画
https://www.youtube.com/watch?v=-6kZPPepgwI

■夏井いつきのよみ旅!In熊本 後編
春先の海の彼方に祈る父   宮下剛

お祭りや﨑津の町を初めぐり   小谷蒼空(そら)
(御幣とは神道のお祭りで用いられる)
 御花も踊る祭りの太鼓持ち   岩下みさき

お土産にまたけえなあと杉ようかん   宰川壽之
(またけえなあとはまたお越しください 﨑津弁
 杉ようかん 救助したお礼に作り方が伝授された)

春光や飛ぶ水しぶきはしゃぐ子ら   上田賢信

イルカ跳ぬ春の飛沫のはしゃぎやう   夏井いつき

空ながむ骨壺ふたつ初桜   風人 末石昌士
(天草陶石 強度が強く陶磁器の原料として広く利用されている)
名を呼べばそこにいるよな春の風   風人 末石昌士 連句

パールライン仮装させ歩くベビーカー   夏佳代子
物資オムツで育った娘のランドセル   夏佳代子

小春日に古楽(こがく)の音聴く北の子ら   松村文美代
(小春日とは春のように暖かい冬の日 
 古楽とは五感を楽しませてくれる音楽)

■名言
一休宗純 曰く
「むさぼりと怒り、
 恨みの煩悩の根本は、
 言ってもしょうがないことを言って
 嘆くことにある。」

長野慶太 曰く
「腹が立ったときの大原則がある。
 それはDo Nothing(何もしないことを選択せよ)
 ということだ。」

山本周五郎 曰く
「この人生には、
 無数の教訓がちりばめられている。
 しかし、どの1つをとってみても、
 万人にあてはまるものはない。」

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