長閑なり街から消えた中国語
頑なに力は正義春の闇
偏屈な強き信念春愁う
春の空強き力と美は正義
春の雲汚点遺して春を逝く
■村雨さんと日本庭園たしなみ巡り 兼六園
村雨辰剛 金沢城・兼六園管理事務所元所長 加藤力
兼六園作業長 庭園歴38年 志々目均(ひとし)
石川県金沢市 加賀百万石の文化を映す名園 気品と歴史を感じる
ある六つの要素を兼ね備える庭園 ことじ灯籠 兼六園最大の謎 雪吊り
日本三名園とは 水戸の偕楽園 岡山後楽園 兼六園
特別名勝
堀の跡 蓮池門(れんちもん)
兼六園:加賀藩5代藩主 前田綱紀が1676年に建てた別荘の庭が始まり
藩主の別荘が向こう側にあった 一緒にこの辺り一帯がつくられた
たしなみポイント
加賀藩11代藩主 前田治脩(はるなが)が音 水の量にこだわって
何度も何度もつくり変えた 音を響かせる工夫
滝つぼはなくして音を大きく響かせる
日本で一番古い噴水と言われている
1861年につくられたと伝えられる 現存する日本最古の噴水
自然の力だけで噴き上がっている
霞ヶ池 市街地よりも約50m高い
水は高い山間部から低い所へ流れていく そうなると眺望がきかなくなる
水泉(すいせん)と眺望が共存
宏大(こうだい)明るく広い景観
幽邃(ゆうすい)人里離れた静かな場所
人力(じんりょく)人の手が加わること
蒼古(そうこ)昔からの自然 人力と蒼古が調和
これらを兼ね備えていることから 兼六園と名付けられた
奇跡の庭園と呼ばれている
なぜ高台に豊富な水が?
犀川(さいがわ)の水の上流部から人間の力で持ってきた
辰巳ダムから引いてきた
約400年前金沢城に水を引くためトンネルを掘り用水路を造成
上流が兼六園より約100m高いため自然に水が流れる
たしなみポイント
日本最古の噴水は当時の最先端技術を使った実験!
兼六園で最も人気の高いビュースポット 視点場
兼六園最大のミステリー ことじ灯籠 琴柱(ことじ)
折れている その理由はいまだ謎
最近は意図的に切断したのではないか?が有力説
加賀藩13代藩主 前田斉泰(なりやす) 可能性大
兼六園を現在の姿に仕上げた人物
お気に入りの場所を絵師に描かせた
ここが描かれていない 反対側を描かせている
虹橋 卯辰山(うたつやま) 視点場がここじゃなかった
他にことじ灯籠を見る視点場があったんじゃないか
たしなみポイント
ことじ灯籠を見る視点場は反対側だった
12代藩主の隠居の館があった 館から池を見ていた
明治5年に描かれた絵 両脚が同じ長さ
明治27年に描かれた絵 片方の足が短い
この間に折られた 明治11年 明治天皇北陸巡幸
美しく見える方向にするため脚を折ったのではないか?!
天皇の「すばらしいね」という一言が欲しかった
たしなみポイント
脚が折れているのは天皇に美しい景色をアピールするため?
天皇は馬車移動に変更 ことじ灯籠はチラ見だった?
唐崎松(からさきまつ)
琵琶湖に見た見立てている 唐崎の松 種を取り寄せて育てた
樹齢約190年
雪吊り 雪の重みから枝を守る
毎年11月から1か月半かけて約800か所の樹木延べ500人以上で雪吊り
究極の機能美
村雨さんが挑戦するのはドウダンツツジ
芯柱(じんばしら)を立てて固定 中縄:中の枝を吊る 外縄:外の枝を吊る
雪も重みを想定し枝を上げて吊る 兼六園独特の吊り方で吊っている
上下に揺れても外れない 外す時も楽 丁寧に綺麗に早くと親方
唐崎松の雪吊りは職人延べ35人 4日間かけて約800本の縄で吊る
根上松(ねあがりのまつ):土を盛って松を植える
根を張り成長してから土を取り除く
たしなみポイント
根上松は人が自然から学んだ芸術
加賀藩13代藩主 前田斉泰(なりやす)お気に入りの場所
成巽閣(せいそんかく) 13代藩主斉泰の母の隠居の館
成巽閣の2階が視点場 成巽閣が建てられた約160年前の景色
施主や家族と一緒に育んでいくもの
前田氏が何代にもわたって共に成長してきた庭
これこそが庭の在り方 村雨
0 件のコメント:
コメントを投稿