白き輝き焼き場の帰り寒戻る
土手の風色づき始む春の草
遊心や春の余白を独りぼち
石鹸玉(しゃぼんだま)気付かぬ時間が愛おしく
哀しみを包む喜び星朧
■あの本、読みました?
オードリー若林正恭(まさやす)・初の小説「青天(あおてん)」が大ヒット!創作秘話
若林正恭 加藤千恵 鈴木保奈美 山本倖千恵 林祐輔P
鈴木保奈美のInstagramをFollow?ご本人ですか?
はい!そうです。
すぐ、FollowBackしました。 から始まりました。
「青天」の帯
人にぶつかっていないと、自分が生きているか どうかわからなくなる。
高校生のアメフト 予選を10年間観戦
60点差にも関わらず走っている子がいてその子のことが書きたくなった
アメフトは勝敗ではなく一瞬が記憶に残る
「青天」はアメフトの専門用語
「痛み」を書く、言葉にするのが難しかった
参考にしたのは「官能小説」
「青天」の一文 若林正恭著/文藝春秋
ボールのキャリーになった瞬間、注目が一身に注がれる。
誰にも無視されない。この世界で俺が要注意人物になれる唯一の時間だ。
ディフェンスの全員が俺を止めるために集まってくる。
俺は少しでもボールを前に進めること以外考えられなくなる。
大学に行けないこととか、卒業が危ういこととか、彼女ができたことが
一度もないこととか、そういうことがどうでもよくなる。
川瀬司 戦術マニア 親友 アリと対比させるための人物
高山 チョモ 後輩 保奈美さんが好きな登場人物
丹波 北澤 不良グループ 同級生 林Pのお気に入り
「青天」の一文 若林正恭著/文藝春秋
どんな集団にもある程度のルールが必要だってことぐらい俺にもわかる。
だけど、こいつらの気に食わねぇとこは、頭ん中がルールでガチガチのくせに、
自分たちがやっていることを❝個性❞だの❝自由❞だのとと呼んでいることだ。
いつも頭の中がルールでガチガチだから、いずれ大学の面接の時期になったら
茶髪を黒髪に戻してロン毛を短髪にすることも余裕でやってのける。
大学に入ったらまたルールに従ってブリーチして、
そんで社会に出るタイミングでまたルールに従って黒髪に戻す。
それの何が悪いと言われたら、何も悪くない。
むしろ正しい。そうだ、どうせ正しいんだろ?
出版できるレベルか相談した人は?加藤千恵(歌人で小説家)
初小説「青天」が大ヒット 作家・若林正恭を語る 出版秘話 加藤千恵
つまんなかったらどうしよう…。
エッセイと小説とは違う
読み進めるうちに「絶対、出してください」と答えた
加藤さんは「岩崎先生推し」倫理の教諭 主人公アリと哲学的会話をする
岩崎先生シーンで泣いた
「一人でも多くの人に届くといいなと思います。
アメフトが理解しきれませんでしたが面白く思っています。」
時代背景である1999年をおじさんに「懐かしい」と言わせたい…。
「現在、おじさんが日本一居場所がないと言われている時代」鈴木
文藝春秋編集者 単行本担当 黒岩里奈
一番巧みで敏感な所は? 身体的痛みの表現
「青天」の一文 若林正恭著/文藝春秋
思わず手を握り返すと、身体が簡単に引っ張り上げられた。伊部だった。
そのままゆっくりした動作で落ちていたボールを拾い、
俺の胸元に差し出した。「走り方が気に食わない」
伊部 スター選手 遼西学園
ライバル高のスター選手 伊部の一言に込めた思い
アリがアメフトを心から楽しんでいるので気に食わなかった一言だった
エッセイ
表茶道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬
(帯 初小説「青天」 血の通った関係を探す、魂の旅路の記録
斎藤茂太賞を受賞)
「表茶道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬」の一文 若林正恭著/文春文庫
20代の頃は金がなくて、飲みに行っても割り勘分を払う能力がなくて
惨めな気持ちになるので、高校の友達とは会わなくなった。
それから10年が経った30代の半ば、正々堂々と旧友に会える
自分になれた気がしたので、友達の結婚式の二次会に参加した。
そこで、久しぶりに会った旧友とのテーブルで収入をしつこく聞かれた。
「本当にがんばったね」そう言ってもらえることを
どこかで期待していた俺は甘かった。
あまりにもしつこく収入を聞かれるので、めんどくさくなって
ハッキリと年収を言った。返ってきた言葉は「ズルい」という言葉だった。
言った相手は20歳の頃に俺が「芸人になる」と言った時、
応援してくれた奴だった。金がなくても居心地が悪いし、
あっても居心地が悪い。帰り道は少しだけ寂しかった。
そんなものだと割り切れれば、どこにでもある、
なんてことはない話だ。でも、一体誰の仕業なのだろう。
家庭教師に「産業革命を勉強して」と言われて勉強した。
キューバで感じた経済格差
アメリカからキューバへはゲームを送ってよい
亡命した人の方が物質面では恵まれていた
「表茶道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬」の一文 若林正恭著/文春文庫
あたりが暗くなってくるとマレコン通り沿いにオレンジの街灯がついて、
昼間とは違う表情になる。この景色は、なぜぼくをこんなにも
素敵な気分にしてくれるんだろう?いつまでも見ていられる。
ぼーっと目の前の風景を眺めていると、なるほどそうか、
あることに気づいた。広告がないのだ。
この資本主義と共産党が独裁体制と敷く社会主義の比較は
亡き父親が行きたかったキューバだった
加藤千恵さん
若林さんの視点は独特 同じ場にいても違う場所を見ている
優しさと激しさと同時に冷静さが同居している
矛盾ではなく常に別の視点が存在している
生きてくのが大変そう
「ナナメの夕暮れ」若林正恭著/文春文庫
(帯 初小説「青天」の答え合わせ❝青春❞の痛みを超えて生きるための戦術所
「ナナメの夕暮れ」文庫版 朝井リョウによる解説の一文 若林正恭著/文春文庫
思えばタイトルにもある“夕暮れ”とは、どんな色とも言い難いグラデーションを
味わう時間帯のことである。おそらく、社会に対して斜に構えている
時間の終わりを表す意味での このセレクトなのだろうが、私には
どちらかというと、冒頭で【社会が地元になった】とは言い切らず
【社会が地元になりつつある】と話す 著者の変化の表れに感じられた。
そんな、どの色にも分類し難い内面の変化を詳らかに描写する著者の姿勢は、
もし“変わってしまった”と嘆く人がいたとして、そのショックを上書きしうる
誠実さに満ちている。
人間に、変わらないことで愛され続ける部分と変わることで愛され始める
部分があるとするならば、この本は、後者の存在を強く示してくれる。
それは、どうしたって変わりながらでしか生き続けることのできない
私たちにとって、頼もしい光となる。
若林正恭氏のお薦め本
「世阿弥最後の花」藤沢周著/河出文庫
室町の世を幽玄の美で瞠目させながらも流罪となった世阿弥元清、72歳。
なぜ佐渡へと流されたのか?なぞと真実に迫る。
瞬間を切り取る筆の力が一番だと思っている 若林
指先から足の先まで体の細胞まで描き切っている
「オレンジ・アンド・タール」藤沢周著/光文社文庫
スケボーに熱中するアウトローな高校生カズキ 青春の悩みを赤裸々に描いた快作
一番好きな小説 スケボーから飛んだ瞬間を「世界が停止した」と表現している
魂を持っていかれた 影響を受けている 若林
若林正恭氏のことは尊敬していたのですが、まさかここまでとは…。
私の想像をはるかに超えておられました。
尊敬の念が深まりました。
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