2026年3月2日月曜日

100分de名著 ヤンパース❝哲学入門❞④

コバシチドリを詠む 

山笑ふ雌から雄へプロポーズ

鳥雲に入る卵産むだけの雌

卵抱くのは雄の役割雪間

春嵐生まれ落ちたら餌探し

春の山相手求めて忙しなく

 

100de名著 ヤンパース❝哲学入門❞④ 包括者とは何か?

戸谷洋志 伊集院光 阿部みちこ

 

哲学的「対話」が必要 包括者という概念を考えた

 

それは哲学の根本思想の中でもっともむつかしいものの一つであります。

しかし私たちはそれに触れないでおくわけにはいかないのです。

 

哲学的「交わり」を続けていくのは苦行

包括者 カール・ヤスパースの根底にあるもの

「私」が「何か」を考え思考する

【私=考える主体】【何か=考えられる対象】

 

このおのおのの瞬間に現われる 

主観=客観の分裂の秘密は何を意味するのでしょうか。

しかし存在は全体としては客観であることも、主観であることも

できないで、むしろ《包括者》であらなければならないということ、

そしてこの包括者が分裂して現象となって

現れるということは明瞭であります。

草薙正夫・訳

 

「哲学する」ときに生じる問題とは?

問題は私が含まれる「何か」について考えるとき

「私の幸せ」を「私」が考えるとき

本当の善人は考えずに行動する人 考えるな感じろ ブルースリー

言葉で考えてしまうと「考えていること」と「自分」が分裂してしまう

「私」と「考えられている対象」をつなぐ何かが必要

それが「包括者」という概念

 

包括者について哲学すること、このことは存在そのものの中へ

進入することを意味するでしょう。

山と人間は同じ包括者に包み込まれているのです

自分を超えたものの中にいる感覚

「包括者」は言葉で説明できなくてもそれに包まれる感覚は感じられる

そこには言葉にできないものがある

「包括者」は様々なカタチで感じられる

 

生涯のうちに起るいろいろな決定を要する問題に関して 永い間

疑い迷ったあとで、突然確信が生れるということは、

いろいろな自叙伝の中で報告されています。このような確実性は

途方に暮れるような動揺のあとに起ったところの行動能力の

自由であります。数ある選択肢から選ぶこと

 

やめる時はね、そういう風が吹くんですよ。

神様が背中を押す風を吹かせてくれるはずなんです。

プロ野球選手 桑田真澄

 

❝理屈の限界❞で本能が目覚めてくる感じ 伊集院

人生を選択したのは「包括者」か?「自由」な自分か?

「包括者」に促されたとしても選んだのは「私」

 

現実世界で自分は自由である けれど 

生まれてくることは自由に選んでいない

人は「包括者」によって自由に授けられている

「失敗したのはだ」と引き受けないといけない

 

自由 責任 ナチスへのレジスタンス運動 

レジスタンスに参加しなかった「自由」

二度と戦争を繰り返さない「責任」

 

ヤスパースが受け取った「責任」

私たちは「包括者」の中にいることでは同じ

価値観の多様性をつなぐ基礎を「包括者」の中に求めていた

 

挫折=断絶 ではない 交わって新しい所へ一緒に行こう 伊集院 

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