冬ざるる五臓六腑へチョコの香
歳重ね汁を楽しむ冬の晴
冬ぬくし愛想を生きる術として
大地凍つ失われゆく気合いかな
最期の日つもりで生きん寒夜かな
■あの本、読みました?
「爆弾」&伊坂幸太郎絶賛ミステリー…年末年始読みたい話題作
綿矢りさ 川原桜 櫻田智也 新井久幸 鈴木保奈美 山本倖千恵 林祐輔P
「失われた貌(かお)」櫻田智也著
伊坂幸太郎 恩田陸 米澤穂信 の推薦コピー
・超大作
映画が大ヒット「爆弾」呉勝浩著
「激しく煌めく短い命」綿矢りさ著/文藝春秋
綿矢りさ「激しく煌めく短い命」・朝井リョウ「イン・ザ・メガチャーチ」の
発売を記念してコスプレ対談イベント
綿矢りさ…宇野千代 朝井リョウ…菊池寛
中学時代と30代を描いた理由は❓
作品に登場する懐メロ
テーマに繋がる「Eternal flame」
「激しく煌めく短い命」に一文 綿矢りさ著/文藝春秋
「永遠の炎ってなに?」英語のレッスンのとき“eternal flame”の意味を
メリッサに聞いたら、永遠の愛と教えてくれ、辞書には
“墓地や戦没兵士の記念碑の前で燃やされる炎のこと”と書いてあった。
「これは私の考えやけど、死んだあとも燃えつづける愛っていう意味かな」
綸(りん)は考えたあと呟いた。「そんなん、ありえんくない?
炎は燃えるもんが無くなったら、いつかは消えるって」「うん、
ありえへん。でもありえへんからこそ、祈りがこもってるんやない」
本作品に込めた想いは?
雨が上がったあとの鳥居のずんぐりと質量の増したたたずまい。
すりガラスの、秋の風通しの良さ。季節はどんどん通り過ぎていき
もうあと少ししか通えない校舎に名残惜しさを感じるひまも無いまま、
私たちは次の居場所を各々の力で必死に切り開いていく。
独特な表現はどう思いつく?
思い出の映像の切れ端
感情に名前をつけて呼べば、とたんに魔法はくだけ散る。
スペアミントを嚙むような、
甘く涼しい連なりを、絶やさないよう夢見てる。
(主人公の久乃が同性の綸に対する気持ちを表現した一文)
頭から湧いてくる文章も…?
学生時代に過ごした“池袋”
池袋には神社仏閣、川や山といった清浄な自然エネルギーと違った、
個の浄化を高める都会の現実的な癒しがある。
人は人の中にいるときにだけ、
真に自分は何ものでもないと悟ることができる。
人多すぎと思う反面、この街から人が消えたら、随分さみしいだろう。
わずらわしく思いながらも、雑踏に相当癒されている。
超大作の執筆を終えて…
・有名作家が推薦する本
「殺し屋の営業術」野宮有著/講談社
「アフター・ブルー」朝宮夕著/講談社
川原桜
「南洋標本館」葉山博子著/早川書房
「失われた貌」櫻田智也著/新潮社
どのように有名作家の推薦を?
なぜ本を2冊用意…?
帯のコメントを見て…
「失われた貌」の一文 櫻田智也著/新潮社
「後頭部に傷がみえるな」
「鈍器で殴打されたとの見立てですが、
いまのところ該当する器物は見つかっていません」
「身元を示すものは?」「それも見つかっていません」
「下着に名前が入っていたりー」
「しません。簡易検査で血液型だけは判明しています。B型でした」
「身元特定につながりそうな身体的特徴は?」
「つながらなさそうな特徴なら、いくつか」
その回答に日野はあからさまに眉をひそめてみせた。
「なんの謎かけだ」
「べつに謎かけじゃありません。遺体は顔が叩きつぶされ、
人相の判別ができない状態です。加えて両腕とも手首から先が
切断されて欠損しています。下着に血液による汚れはなく、
遺体破損後に着衣を脱がされたものと思われます」
「気に入らないな」
「髪もかなり乱雑に切られています。自分で散髪した結果かもしれませんが、
そうだとしたらあまりに不器用で無頓着です」
「それも隠蔽工作か」
足紋:足の裏にある指紋のような模様 一人ひとり異なり一生変わらない
謎解きの鍵はどう見つける?
文化の香りがする 林P
「どうぞ」意外なことに、ギネスがジョッキにそそがれていた。
「サービスか?それともなにかこだわりが?」
「まあ、味わってみてよ」
「マスター。こんなことをいうのもなんだが、
昼間にきたときの印象とずいぶんちがうな」
「それはお互いさまだな、刑事さん」「日野だ」「なんだって?」
「俺の名前」「憶える必要があるかどうかは自分で決めるよ」
ロールキャベツもまた美味だった。食べすすめ、飲みすすめ、最後は一気に
飲み干そうとジョッキを傾けたとき、やわらかいものが唇に触れた。
驚いて口を離す。「なんだ?」ジョッキの底で、黄色い球体が
ギネスにひたっていた。「なにか入ってるぞ」そう訴えると、
マスターが噴きだした。「遅いな。ようやく気づいたのか」
「なんだこれは」「卵黄」日野はジョッキをカウンターに置いた。
「ひどいいたずらだ。そんなに刑事が憎いか」
「怒るなって。せっかくの乾杯で『月のない夜に』なんて
さみしいこというからさ、黄身を満月に見立てたんだよ。
いっとくが、れっきとしたカクテルなんだぜ。ただし名前は
<イエローサンセット>だから、月じゃなく太陽だけどな」
作品で重要なBarの存在
新潮社ヒットメーカーの仕事術
“初の長編”で驚き…
「爆弾」の一文 呉勝浩著/講談社文庫
「うーん、ちょっと何か、閃きそうな気がします。なんだろう。
事件が起こる気配です。ああ、これはどうかなあ、秋葉原の辺りかなあ。
たぶん、そこまでひどいものじゃないと思うんですけど」
「おい、何をいってる?」
「十時ぴったり、秋葉原のほうで、きっと何かありますよ」
(中略)
ドアが開く。荒々しい風が吹き込み、同時に伊勢が飛んでくる。
血相を変え、等々力の耳もとに叫ぶいきおいでささやいた。
秋葉原で爆発です。詳細は不明。「刑事さん」スズキがいった。
変わらない笑みのまま、「あなたのことが気に入りました。
あなた以外とは何も話したくありません。そしてわたしの霊感じゃあ
ここから三度、次は一時間後に爆発します」
超大作「プロジェクト・ヘイル・メアリー」アンディ・ウィアー著/早川書房
伊与原新 推薦
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