手間尽くし旨味無くして冬の朝
寒き朝仕草はまるで赤子かな
雑煮餅死と向かい合い今日を生く
春永を初音曲(はつねのきょく)が彩らん
初舞や地唄萬歳おめでたき
■徹子の部屋 ゲスト 俵万智女史
「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日
「オレが今マリオなんだよ」島に来て子はゲーム機に触れなくなりぬ
最後とは知らぬ最後が過ぎてゆくその連続と思う子育て
我よりも我の短歌を暗唱しその短歌ごと消えてしまえり
心って燃えるんだっけ骨となり箱詰めされてゆく白き父
物語と共に詠んでくださった短歌は心に沁みました
改めて俵万智女史は天才だと思いました。
ご両親の愛を身体いっぱいに受け
その愛をまたご子息に惜しみなくお与えになられたのだと…。
愛を与えられて育まれた子の代表ではないかと…。
神の祝福を一身に浴びて成長されたのでしょうね…。
■番組を拝見して俵万智女史を詠ませて貰いました
大切に育てた吾子に教えられ乳房くわえて眠った吾子に
■俵万智女史がXに投稿された短歌
干し柿の歌
背のびして柿の実ドレミ青空に音符を吊るすような手作業
渋いことあったら私も試そうか皮をむいたり茹でて干したり
手間ひまをかけて生きれば甘くなることもあるよと笑う干し柿
世の中に片付くなんてものはない殆(ほとん)どありやしないほとんど
漱石feat.万智
(夏目漱石の言葉や思想を短歌に落とし込んだ、現代的な解釈によるコラボレーション)
冬っぽい恋の歌
クリスマスマーケットに買うマグカップ確かに今日があったしるしに
辛い顔すっぱい顔が見たかったトム・ヤム・クンのクンはエビだよ
来年の春まで咲くと言われれば恋の期限にするシクラメン
宝くじを買って二人の逃避行もしもの世界地図を広げる
二月の短歌
これからの二ヶ月のこと何もかも思い出として始まる二月
きさらぎの雨から雪に変わる午後「オレが何とかする」って何を
頬の雪はらいてくれる指先をたとえば愛の温度と思う
チューリップの花咲くような明るさであなた私を拉致せよ二月
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