2026年1月27日火曜日

俵万智女史づくし

手間尽くし旨味無くして冬の朝

寒き朝仕草はまるで赤子かな

雑煮餅死と向かい合い今日を生く

春永を初音曲(はつねのきょく)が彩らん

初舞や地唄萬歳おめでたき

 

■徹子の部屋 ゲスト 俵万智女史

「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日

「オレが今マリオなんだよ」島に来て子はゲーム機に触れなくなりぬ

最後とは知らぬ最後が過ぎてゆくその連続と思う子育て

我よりも我の短歌を暗唱しその短歌ごと消えてしまえり

心って燃えるんだっけ骨となり箱詰めされてゆく白き父

 

物語と共に詠んでくださった短歌は心に沁みました

改めて俵万智女史は天才だと思いました。

ご両親の愛を身体いっぱいに受け

その愛をまたご子息に惜しみなくお与えになられたのだと…。

愛を与えられて育まれた子の代表ではないかと…。

神の祝福を一身に浴びて成長されたのでしょうね…。

 

■番組を拝見して俵万智女史を詠ませて貰いました

大切に育てた吾子に教えられ乳房くわえて眠った吾子に

 

■俵万智女史がXに投稿された短歌

干し柿の歌

背のびして柿の実ドレミ青空に音符を吊るすような手作業

渋いことあったら私も試そうか皮をむいたり茹でて干したり

手間ひまをかけて生きれば甘くなることもあるよと笑う干し柿

 

世の中に片付くなんてものはない殆(ほとん)どありやしないほとんど 

漱石feat.万智

(夏目漱石の言葉や思想を短歌に落とし込んだ、現代的な解釈によるコラボレーション)

 

冬っぽい恋の歌

クリスマスマーケットに買うマグカップ確かに今日があったしるしに

辛い顔すっぱい顔が見たかったトム・ヤム・クンのクンはエビだよ

来年の春まで咲くと言われれば恋の期限にするシクラメン

宝くじを買って二人の逃避行もしもの世界地図を広げる

 

二月の短歌

これからの二ヶ月のこと何もかも思い出として始まる二月

きさらぎの雨から雪に変わる午後「オレが何とかする」って何を

頬の雪はらいてくれる指先をたとえば愛の温度と思う

チューリップの花咲くような明るさであなた私を拉致せよ二月

0 件のコメント:

コメントを投稿