熱き日や大谷(さん)のスプラッシュ弾
熱き日そのまま野見山(暁治)のアトリエ
夏料理奔放にして大胆に
夏の空色と形の迫り来る
耳寄りな話届かん夏の風
■わたしの日々が、言葉になるまで 夢から生まれる感情を言語化!
テーマ「夢」
劇団ひとり 綿矢りさ 森迫永依 川谷絵音 桐山照史
ひとつの道を究めようともがく主人公の原点
ピアノの調律師を志す青年の成長物語
調律師になる、と決めたときのよろこびを、今でもはっきり思い出せる。
何の保証もないのに、突然目の前の靄が晴れたような、初めて自分の足が
地面を蹴って歩き出したような、手でその輪郭をなぞれそうな、よろこび。
あのときは、これからどこまででも歩いていけると思ったのだ。
羊と鋼の森 宮下奈都著/文藝春秋
自分の本能に忠実にできたときのよろこび 森迫
景色がバキッとピントが合ったような 桐山
人は感情に輪郭を帯びたとき夢を志す 復習が夢
対立が夢を進める ハートフル皆無 川谷
目とか足とか手とか体を使ってよろこびを表現
自分も体験しているような 夢が輪郭化したことがない 綿矢
言語化のヒント
目足手など体の部位を使って表現することで
体験しているような感情移入できる文章になる
世界的巨匠の芸人人生はここから始まった!
自伝的小説につづった❝夢を決めたときの気持ち❞
下積み時代を振り返った自伝的小説
ある日突然「浅草へ行って芸人になろう」
浅草に降り立った時の気持ち
浅草がオイラを呼んじゃってる。そう思い込んだら、矢も盾もたまらなかった。
(中略)
オレは、真夏の太陽が白くまぶしく照り返す六区の通りを、ガキの時分に
味わったワクワクするような気分で入って行った。まるで、
これからなにか悪だくみでもしに行くような気分だった。
浅草キッド ビートたけし著/講談社文庫
【矢も盾もたまらず】
どうにもじっとがまんしていることができずに
本当に追いかけたい夢は本能に近いもの 森迫
悪魔っぽいワクワクも入っている 綿矢
文章の緩急がすごい のめり込んでしまう文章 川谷
「浅草キッド」と言えば脚本・監督を務めた天才と言われる
劇団ひとり監督ですが すべて了承済み
「この作品を映画化するなら自分しかいない!」と
公開の7年前から脚本を書き始めた
配給会社を見返してやると思った 夢を進めるのはやっぱり復讐心
少年マンガでは異例の❝アラサーヒーロー❞が感じた夢を追うときの気持ち
怪獣と戦うため防衛隊入隊を志す
怪獣8号 松本直也著/集英社
夢を追うってのは一番譲れない大事なもので
毎分毎秒誰かに負け続けることなんだ
米津玄師が出てきたとき…
「最近の曲美しくないぞ」って言われて
もっとあともうちょっと 君を好きになったら
もう切ないとは言わせない 溢れるたび言葉濁さない
―ゲスの極み乙女「もう切ないとは言わせない」 川谷
自分自身がどんどん敵になっていく 自分との戦いになってくる
執筆活動は自分との戦い
自殺する直前で自分を追求していく凄く苦しい作業
自分を追い詰め過ぎず追いつめる
コントロール不可避の方が芸術的には破綻していて人の心を
惹きつけるけど ここまでできるほど自分は芸術家じゃない 綿矢
型破りなサッカーマンガで説かれた❝夢を叶えるための意外な心構え❞
ブルーロック 金城宗幸・ノ村優介/講談社
思い描いた夢の道筋をー ❝諦める❞行為でしか見ることの
できない道筋があり それが新しい己の可能性となるー
❝絶望❞しても尚 戦わんとする人間に❝夢を叶える❞能力は宿る
金城宗幸「ブルーロック」
自分だったらどこで戦えるか 桐山
夢を諦めたことは?
芥川賞受賞後の苦悩 綿矢
無間(むげん)地獄みたいになって こんなこと書いたらなめられる
全然続かなくなる 大文豪みたいな小説を書きたかったけれど
自分には書けない 自分の見えている世界を書いていきたい
夢のスケールデカすぎた 書けると思っていたから
わたしが書きたいと思っていた夢の物語は
夢を叶えてからも人生長い 劇団ひとり
小説家・恩田陸は描いた❝夢の終わり❞に見えたもの
四人のピアニストの葛藤と成長
蜜蜂と遠雷(下) 恩田陸著/幻冬舎
会社員と両立しながら音楽を続けてきた 二十八歳の明石
音楽家としてのキャリアに終止符
二次予選落選後 沸き起こった気持ち
これほどまでに、何かを強く望んだことはなかったような気がした。
全身の肌がひりひりして、冷たい炎の膜が覆っているようだ。
俺のコンクールは終わった。そう思ったはずだった。(中略)
これは始まりなのだ。明石はほとんど恐怖しながらそう確信した。
ようやく俺はスタートラインに立った。これからもずっと、
あの場所を、音楽を、焦がれて、焦がれて、切望する。
恩田陸「蜜蜂と遠雷(下)」
両極端のものが一緒にある事で切実さが伝わる 森迫
混乱している様子が伝わってくる 混乱しながらも前に進んでいる 川谷
かみしめるような書き方一文一文がどんどん短くなっていく 綿矢
言語化のヒント
一文を短くしていくことで確信や意志の強さを表現できる
今まさに夢を追う人に伝えたい言葉
あなたにとってはそれが人生にとって必要な時間。 桐山
正解を選ぶのではなく選んだものを正解に 森迫
夢に食われるな 綿矢
夢は背中合わせだから今は見えないだけだよ 川谷
有名人の語る夢を叶えた方法とかって大体が後付けです 劇団ひとり
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