2025年7月27日日曜日

いしだあゆみ&やなせたかし

夏空や甘味しっかりごうしゅいも

西阿波の肥沃な畑夏陽射し

種芋の選別する目夏の宵

ベーコンとごうしゅいものスパゲッティー

雲の峰甘味と粘りごうしゅいも

 

■あの人に会いたい いしだあゆみ

2025(令和7)年 76歳没

セリフの少ない作品というのはすごく緊張します なんでかというと 

その行間の余白の部分を埋めるのは私なんですよね

作家は書いてくれていないから そこで気合が入りますね

そこのほうがセリフより意味があったりするから

 

ちょうどスケートリンクに宝塚歌劇の方たちが」練習にいらしていて

それで東宝の今の松岡修造さんのおじい様にあたる方が

そのとき会長さんだったんです それですごく可愛がっていただきまして

「芸能界に入らないか」って それで気がついたときには

梅田コマ劇場で歌っていました 

 

.歌のほうは小さいころから好きだったんですか

 

ううん 別にレッスンしたわけじゃないんです

好きだったんでしょうね でも 嫌いだったらやっていないと思う

 

音程が悪いっていつも怒られてね もう自分の中では「私は歌が下手なんだ」

っていうね 何かこうイメージがあるんですよ レコーディングがね

2日かかったんですよ 歌えなくて 

 

.本当横浜のイメージがかなり定着したというか

 

ええ それはおかげさまでね 悪く変わっちゃった感じがするんですね

流されちゃっているなっていう感じで でも そのまま抵抗しないで

流れたほうが話が早くていいかなとかね 何かとてもずるく思った

時期があった 

 

すごく好きなんですよ お芝居することがね ずっと好きだったんですけど

最初から褒めてくださっていたの「あゆみちゃん いいね もう一回やろう」

って 怒られたことがないんです 「いい!」とかって言われちゃうの

それで「明日はもっと頑張ろう」って 思っちゃうの 

 

これで(俳優を)ずっとやっていきたいなって思いましたね

歌手は私本人なんですね でもお芝居っていうのは私じゃないから

すごく正直になれるっていうか ちょっと変装したら思い切り

できちゃうことってありますでしょう そういうことだと思います

1枚ベールをかぶると何でもできちゃう 

 

わりと向田(邦子)さんって その本人を見て(脚本を)お書きになる方だから

例えば連続(ドラマ)のときなんかは どんどんどんどんイメージが

変わっていっちゃう すごく人をよく見ていらっしゃるっていうか

自分で気が付かない私がすごく出てる レンズって怖いですね

テレビのレンズってすごく怖いですよ 自分でもね 肉眼より

映像の方がちゃんと映るっていう感じがする だからびっくりする時が

あります 「えー私こんな顔するのかしら」とか 私なんかが

やっている仕事はウソですよね ウソの世界をやっているんですけど

ウソの中でものすごく本当があるときがある もしかしたら こうやって

お話ししているときよりもっと本当・・な姿が出ているんじゃないか

 

.夫が何をしていてもですね 全部たなごころにいて

「全部わかっていますよ」ってあの一言がね すごいなって

いう感じがしたんですよね

 

でもその辺は今のご家庭の奥様もお変わりはないんじゃないですか

 

.割と耐える女とかですね 北が似合うとかですね そういうイメージがね

強いでしょう ご自分では「こんな役をやってみたい」というのは?

 

あまりないです 人から見て下さった私のほうがもしかしたら

正しいんじゃないかと思います 自分は私はこうなんだって思っているより

 

私は女くさい女になりたい わからないけど うまく言えないけど

女らしいんじゃなくて 女くさい人っているじゃない

味わいのある女優さんになりたい 

 

現場へ行って すごく不安なんですよ 衣装を着て 魔法が”ひゅっ“とかかる

 

自分の中に理想があるんですよね

こういう女になりたいっていう

それがずっと消えないでいるから

死ぬまでそれを追い続けていると思う

 

■アナザーストーリーズ

運命の分岐点 やなせたかし アンパンがヒーローのなった日

 

アンパンマンと対をなす、ばいきんまん誕生の秘密。

善と悪に込めたやないたかし氏の思いをはじめて知りました。

 

やなせスタジオ代表 越尾正子

何が正しい正義かと思えば目の前に飢え死にしそうに

お腹をすかせている人がいたら自分の持っているパンを

半分こしてあげたくなる気持ち それが正義

 

よその国の領土を侵しちゃうわけね お腹すかした子がいるからっていって

でも その国にしてみれば 変なおじさんが空を飛んだきたっていって

撃ち落されてしまう この不条理さは見向きもされなかった

 

自分だけが生き残って帰ってきたから 死んだ人たちに申し訳なくて

戦争のことは話せなかった 最晩年に体験した人間として 戦争のことは

語っておかなくてはいけないって言われて この戦後のやなせ先生の

そういう思いの移り変わり これって戦争に行った人じゃないと

絶対わからないことだと思う 

 

目に見えないバイキンだから ほんのみじめなくらしだが

人間だっておんなじさ この世にわいてきえていく

ああ なんといういじらしさ けんかなんかよそう

なかよくしよう どうせおれたちバイキンだもの

 

平松利津子 担当編集者 詩とメルヘン

さみしさに負けそうなとき にぎりこぶしをつくりなさい

げんこつで涙ふきなさい やっつけなさい 弱いこころ

夕日にむかってさけびなさい おまえもひとり ぼくもひとり

そんなに紅く燃えていても ぼくとおんなじ仲間だと

 

アンパンマンは一つの町を応援することはできない

アンパンマンで支援はできないけれど

僕やなせたかしが君を応援しよう

個人的に一千万円を陸前高田市に寄付

一本松をモチーフに

「やなせたかしのメルヘン絵本」(朝日学生新聞社)を提供 

松の木の歌

一本松の保存への募金を募ることを提案

結果目標額の一億五千万円を上回る資金が集まった

 

最初の一年目の3月11日を迎えるにあたり祈る場所がなかった

墓も流され家もなくした人たちは、その松へ祈りをささげた

これはやなせのなくなる2年前のことだった やなせ92

 

120%頑張る方でした 戸田恵子

 

亡くなる5日前に平松さんに渡した原稿 タイトルは「コナ」

原稿の最後に「おわり」と記されていたそうです

今まで一度のなかった事だったそうです

 

こんな素晴らしい原作のテンションを違えた表現はよくないですね…。

河合優実さん、北村匠海さん、吉田鋼太郎さんの表現に惚れ惚れです。

 

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