2025年7月11日金曜日

鳴潮&「白南風(しろはえ)」&パパイアから人生

草間彌生女史へ

水玉の南瓜と言えば草間かな

アイコンはドットとネット熱き日々

幻覚を描いた草間の夏の夜

雲の峰愛と孤独を生きた女

毒親に育まれ木の枝払ふ

 

参照:https://bunsekisinri.com/2023/09/11/kusamayayoi_ronbun/

 

■夏井いつき俳句チャンネル

【新刊案内】パパイアから人生【「老い」は俳句にした方がいい?!

凌霄(のうぜん):は夏の季語です。

具体的には、晩夏 (ばんか) の季語として分類されます。

ノウゼンカズラ科の植物で、夏にオレンジ色のラッパ型の花を咲かせます。

 

老いを詠むことはオリジナルティーに溢れている。

人それぞれに違うから…。と夏井いつき先生。

 

■夏井いつきのおウチde俳句

一分季語ウンチク「白南風(しろはえ)

 

南風と書いて「はえ」と読むというのは

色々歳時記を見ている方 ご存じの方も多いかもしれません

天文に分類される季語になってきます

そしてこの「白南風」何かといいますと

梅雨の晴れ間や梅雨の明ける頃そして梅雨が明け切ったあたりに

雲を吹き流すような一掃して無くしてしまうかのような

そういう風のことを「白南風」というんです

これから気持ちよく晴れていく そういう明るい未来を

予感させるようなそんな季語になっています

この「白南風」と対照的な季語として

「黒南風」という季語もあります

「黒南風」は逆にどんよりとした雨を連れて来る

そんな風になっています

「黒南風」と「白南風」そういうイメージの対象としても

聞いた季語「白南風」皆さんも一度使ってみてはいかがでしょうか

 

■鳴潮 より

生きてゐることの烈しき蛸(たこ)掴む   吉田汀史

蝉しぐれ防空壕は濡れてゐた   吉田汀史

戦争に出たきりの人待つ田螺   吉田汀史

英霊のあまた通りし麦の秋   吉田汀史

(麦秋の中を、家族の胸に抱かれて帰る白い箱。

それをボク達は黙って出迎え、そして見送った 「汀史虚實」)

逝く年のいまどのあたり夜の空   吉田汀史

71

 

「風冴ゆる」冬から「風光る」春へ。さらに「風薫る」新緑の初夏から

「風涼し」の夏の終盤へ。

「政府は帆であり、国民は風、国家は船で、時代は海。」

カール・ルートヴィヒ・ベルネの名言

「風が吹き吹き笹藪の笹のささやきききました」   

金子みすゞ『七夕のころ』より

7月9日

0 件のコメント:

コメントを投稿