2025年7月20日日曜日

100分de名著 フッサール②

雨蛙トーン上げます唸り声

扇風機3機回すも熱風は

油虫最近見なくなりにけり

繊細でダイナミックな夏の草

難解な望都氏の言葉夏の月

 

100de名著 フッサール❝現象学❞②科学の手前にある豊かな世界

西研 伊集院光 阿部みちこ

哲学者 エドムント・フッサール 

「ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学」 

 

すでにガリレイのもとで 数学的な基底を与えられた理念体の世界が

われわれの日常的な生活世界に、()すりかえられていたということは

きわめて重要なこととして注意されねばならない。

 

生活世界 

色、音、匂い、明るさなど具体的な知覚の世界

客観的な真の世界

幾何学や物理学が語る法則の世界

 

われわれが学問以前の生活において 経験する色や音、熱、

物体そのものの重さ 因果的に考えてまわりの物体を熱くする 

熱線などは「物理学的」には、音波や熱波の振動などといった、

形態世界の純粋な出来事を告知している。

今日では、このように感性的な色や音がおしなべて形態世界での

出来事を表していることは、疑問の余地のない自明なものとみなされている。

 

予見を立てて生活に役立てている 数式で予見できる

ガリレオ・ガリレイ 落体の法則 物理学

 

幾何学の起源はー測量術から始まった

いつでもだれでも共有できる知識にしたのが幾何学

ガリレオ・ガリレイは物理学のルーツ

者の運動を全部数学で説明できるというアイデアから物理学が発展

ニュートンが出てきて完全予測をした

実証主義的な学問間のルーツも物理学

生活世界は感情と思いと感覚の世界

意味や価値がくっついています 物体の世界を作り出しました

 

ここで世界は、自然と心的世界という 

いわば二つの世界に分裂するのである

このように世界が分裂しその意味が変わったのは、()

自然科学的合理性を模範にしたことの当然の結果であった。

物と心の二元論 

(自然)法則 エネルギー 重力 電磁気力 原子etc 客観的な真の世界

心 色・匂い 自由 価値 意味etc 主観的であいまいな世界

 

物と心の二元論から現れる問題

1      価値の問題

2      認識の問題

3      自由の問題

 

フッサール以前 考えていた人たち

デカルト ヒューム カント 主観から考えようとする立場をとってきました

超越論主義と名付けた その流れを受け継ぎ 超越論的現象学と呼んだ

 

すなわち客観主義は、経験によって自明なものとしてあらかじめ

与えられている世界を基盤としてその「客観的真理」を問い、()

世界がそれ自体においてなんであるかを問う。

これを普遍的におこなうものが学的知の、理性のつまりは哲学の仕事である。

これに対して、超越的主義は次のように言う。

あらかじめ与えられている生活世界の存在意味は主観的形成体なのであり

学問に先だって経験しつつある生の所産なのである。

その生のうちで、世界の()意味とその存在妥当とが構築されるのだ。

 

客観主義 主観主義=超越論主義 超越論的現象学

あえて❝主幹❞の側に立って考えようとする哲学者たちが現れる

一致不可能と考え すべて心の中で起こっていることだと考えてみよう

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