2024年2月9日金曜日

焼肉で一句&柄本明の色紙

小椋鳥一丸となり旋回す
電線で羽を休めん小椋鳥
(阿波研造)寒月や弓の極意は呼吸なり
悴(かじか)むや師弟関係守破離なり
(オイゲン・ヘリゲル)弓と禅、身体と思考冬の空

■最後の講義 俳優 柄本明
色紙 下らないのが一番! 柄本明

■プレバト纏め 2024年2月8日
焼肉で一句

特別永世名人の〆の一句
梅沢富美男
春愁の一人焼肉持て余す
添削(説明臭い 一句の中に結果と原因 因果関係が生まれている
   季語と中七・下五を切り離せば良い句だった)
春愁一人焼肉持て余す

永世名人村上の傑作50選
村上健志
スッカラの窪(くぼ)みは浅し春の宵
(春の宵「春の季語」春の夕ぐれ後間もない頃のこと
 春宵一刻値千金 春の夜は趣が深くそのひと時は
 千金にもかえがたい価値がある
 スッカラに掬ったスープに春の宵の陰影が映るかのような
 豊かな時間を物によって季語を表現している 
 これこそが俳句の目的でもある)

1位 渡辺満里奈
タン塩を頬張る視線春愁の吾子
添削(春愁「春の季語」そこはかとない春の憂いやもの思いのこと
   音数が溢れすぎている 優先順位をつける 季語が1位)
タン塩を頬張る春愁の吾子

2位 笠原秀幸
ハラミ食む君の笑顔や春の恋
添削(「君」詩歌の世界では恋愛の対象 無駄な詠嘆)
ハラミ食む君と春待つ恋ひとつ

3位 市川紗椰
目を背(そむ)く燃えるパプリカ彼我の春
添削(材料が多過ぎ 言葉の優先順位を決める 季語が優先順位の1
   最後の「春」が彼と私の関係に色を添える)
と吾と網にパプリカ焦がす

4位 水田信二
先輩をいや肉待ち詫びる二月の夜
添削(余寒「春の季語」立春を過ぎてもまだ残る寒さのこと)
焼肉屋の前に先輩待つ余寒

5位 棚橋弘至
焼肉で筋肉付けて春肥大
添削(全体が散文 詩的な情景に乏しい)
筋肉の映えるなりを食う

次回のお題「刑事ドラマ」

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