2024年2月2日金曜日

鍋つゆ売り場で一句&春日局の辞世の句

冬銀河都市を命の動脈が
息白し今朝は何を重ねましょう 
夫(つま)残し息子と阿波へ冬の空
冬の空顔よりでかきまんばの葉
飯進むまんばのけんちゃん冬ぬくし

■プレバト纏め 2024年2月1日 
鍋つゆ売り場で一句
  
▪特別永世名人富美男の締めのお手本
梅沢富美男
ちゃぶ台に干支の過ぎたる祝箸
添削(季語は祝箸 おせち料理などを食べるときに使う箸
   先が両方削られているのは片方を自分が
   もう片方を神様が使って共に食事をするが意)
かしましや干支の過ぎたる祝箸

▪特待生昇格試験
森迫永依
商談の中華テーブル窓凍てる
添削(季語は真正面から使って欲しい 
   時候の季語を心情として託す使い方はするが
   「窓」と言う映像がはっきりあるのでしっかり表現する 
   中で韻も踏める)
窓凍つや商談の中華

1位 高橋真麻
片言の子の猫舌と鱈の鍋
(シンプルな書き方だけど必要なことは全て言えている
 動きがあった方が良い とを入れることでこの後の動きが想像できる
 鍋に焦点を当てる)
片言の子の猫舌と鱈鍋

2位 勝俣州和
無事願いかかあと待ってる三平汁
添削(三平汁 冬の季語 塩鮭の頭やあらを野菜と煮込んだ北海道の郷土料理)
無事帰港かかあ三平汁

3位 宮田俊哉
牛鍋の〆のおうどん捜索隊
添削(牛鍋の季語が捜索隊によって弱められた
   最後の擬人化の表現が肝心の季語「牛鍋」よりも悪目立ちしている
   感触まで読み手は頭の中で再生してくれる)
牛鍋の〆のうどんをさぐる箸

4位 ナダル
鍋囲う笑顔思いて出汁選び
添削
鍋の出汁選ぶ売り場や冬の夕

5位 加藤ローサ
よーいどんおしくらまんじゅう鍋の夜
添削(鍋にまつわる冬の季語 寄せ鍋・牛鍋・おでん・牡丹鍋・石狩鍋など
   おしくらまんじゅうは冬として使われているので季語としても鮮度は低くなる)
おしくらまんじゅうみたいに寄せを囲む

次回のお題は「焼き肉」

■お墓から見たニッポン7 
「春日局」険悪な関係のお江の墓を建てたのは実は…

西に入る月を誘い法をえて今日ぞ火宅を逃れけるかな
春日局の辞世の句
(西に沈む美しい月を心にとどめ仏の教えに従い
悩みの多いこの世から逃れられる)

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