辿り着く場所を探して春の月
春陰や徳を備えぬ人のをり
春寒や思わせぶりな薄笑い
冴返る量と価格の反比例
■ プレバト纏め 2024年2月22日
カラオケで一句
▪特別永世名人 締めのお手本 梅沢富美男
らうらうと僧侶の美声花まつり
(カラオケ⇨僧侶のお経の声へ発想を飛ばした
花まつりはお釈迦様の祭り4月4日
らうらう よく声の通ること 語順もよく考えてある
美声の僧侶だと人物に軸足 僧侶の美声だと声に軸足が乗る)
▪特待生昇級試験 武田鉄矢
「なごり雪」君を見ないで歌い出し
(この挑戦が1つの解答 ほのかな恋の物語がある
「君」は詩歌の世界では恋愛の対象
曲名に季語の力を託す 鍵カッコを外した方が良い
歌い出すなら2ランクアップ 止めた方が余韻余剰が深い)
なごり雪君を見ないで歌い出す
1位 HISASHI
親友のしゃがれたエール忘れ雪
(季語は忘れ雪 親友の思いは伝わる
しゃがれたがよい 大人になっての友人
季語があることによって友情は忘れないで続く)
2位 関口メンディー
デンモクがふたりを隔てる春休み
添削(デンモクとは曲を選ぶタッチパネル式のリンコン
言葉の経済効率がとてもいい
春休みも意図通り学生同士じゃないか❓
中七は極力7音にする 俳句の定石
「隔てる」に軸足がのっかる
語順を変えることで人物に軸足がかかる
季語春休みがはっきり機能する)
デンモクが隔てるふたり春休み
3位 小林幸子
春の夜のカラオケ締めは「雪椿」
添削(鍵カッコで曲名 季語の力は弱くなる
季語が美し過ぎてお互いを殺し合っている
季語春の夜が主役になっていない 雪椿を季語にする)
雪椿咲きカラオケの締めはさて
4位 田中あいみ
カラコロンマイクとお酒沁みる春
添削(春という季語があまやかに響く)
ドアベルとマイクとお酒沁みる春
5位 レイザーラモン
朧月負けたらあかんで東京に
添削(季語は朧月 春の夜のぼんやりかすんだ月
本歌取り 元の句の語句や趣向をとり入れて新しい句を詠むこと
作詞家に途轍もなく失礼 弟子じゃないけど破門)
次回のお題「回転寿司」
■夏井いつき俳句チャンネル
第8回尻二字三角パス②次のお題は?「作句編」
リンボーでくぐり抜けたる虹の下
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したがって失当ごまめでもくらへ 家藤正人
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「ら」へ続く歌詞を探してゐて初夢 夏井いつき
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ゆめゆめ口出す勿れ吾子初湯 郎善(ローゼン千津)
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つゆほどの反省水祝が鼻 家藤正人
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花まるのこどものための初みくじ 夏井いつき
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九時投句〆切でせうか初句会 郎善
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貝柱猛(たけ)き雑煮のうすにごり 家藤正人
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ごり押しといはれて初荷送る送る 夏井いつき
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くるくると目のまはりたる福笑ひ 郎善
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