2023年6月30日金曜日

松方幸次郎氏の言葉&エミンユルマズ氏の言葉&木漏れ日で一句

夏の雲形変われど存在す(ナフタリン)
今ここに生を受く薄翅蜉蝣(うすばかげろう)
見えずともそこに在る時の記念日
椿挿す共に暮らさん半日蔭
五月山機知とユーモアあふれ出て

■アートミステリー 国立西洋美術館誕生秘話~モネを救え~
松方幸次郎氏の言葉

日本に何千人の油画描きがいながら、
その人たちはみんな
本物のお手本を見ることもできずに、
油画を一生懸命に描いて
展覧会に出している。
私はそれが気の毒なので、
ひとつわしがヨーロッパの
油画の本物を集めて、
日本に送って、
見せてやろうと思っている。
「藝術のパトロン」矢代幸雄(中央公論新社)より

日本人のために美術館を作る

絵が好きでないのに
何故絵を蒐集(しゅうしゅう)するかというのですね、
それは自分の楽しみとして買うのではなく
人様のためにしたいという
希望からだと云えば伝わりましょう、
実際私は自分の力に余るほどたくさんの絵を買いました。
これで身代(しんだい)限りをした処で恨む処はない、
国家の為なら戦死する人がある、
身代を失っても命に故障はない、又やり直すという事もある、
万一そういった場合に立った時
世人(せじん)がサッポートして呉れなかったならば
折角嵬(あつ)めて来た美術品が散逸する恐れがある、
私はそれを恐れる、
そういう不幸に陥らぬようにしたい、
そうして又幾分でも
日本の文化に貢献することができれば幸福です。
「東京朝日新聞」1921年10月16日より

ペンすべるサイフォンゆらぐ夏のカフェ   松方幸次郎

■Emin Yurumazu (エミンユルマズ)@yurumazu より

インボイス制度の問題は手続きがめんどくさくなることではない。
そこに論点を持って行くと国民に同情されない。
取れるところから搾り取ってやろうという財務省の姿勢が問題です。
クリエイターを締め付けて得る財源は大したことないのに
失われる活力と想像力は計り知れない。

あれもこれも納税者が自覚を持って政治に関心を持たないからです。
源泉徴収というのは悪魔の制度かもしれない。
国民全員が確定申告したらどれだけ搾取されているのか分かるけど、
現状ではほとんど人が自分が納税者という自覚がない。

「例えば税金、年金保険制度、給与システム、
みんな頭の良いやつがわざとわかりにくくして、
ろくに調べもしない頭の悪いやつから多くとろうとする仕組みにしている。
賢いやつは騙されずに得して勝つ。
バカは損して負け続ける。これが今の世の中の仕組みだ」by ドラゴン桜

「だからお前ら、騙されたくなかったら、
損して負けたくなかったら、お前ら勉強しろ。」by 桜木弁護士

トルコリラと日本円は弱さでいい勝負していますね。
財政破綻している独裁国家と世界3位の経済圏の通貨を
同じレベルに落としている日銀と日本政府は恥を知りなさい!

Emin Yurumazu氏のご指摘の通りです。
素晴らしい呟きに感謝申し上げます。

■プレバト纏め 2023年6月29日
木漏れ日で一句(凡人発想になりやすい写真)
(木漏れ日は英語の訳することが難しい 情緒的な表現)
名人・特待生昇格試験
特待生昇格試験
森迫永依
居残りの数学補習晩夏光
添削(「居残り」と「補習」が重複。
    木漏れ日は枝・幹が見えてキラキラする。
    晩夏光は光の種類が木漏れ日とは違う。)
数学補習晩夏光の机
数学補習晩夏光の廊下

森口瑤子
木洩れ日に晒され 空蝉のしずか
(「晒され」は風雨・恥に晒されるなど負の印象を持っている。
 良い意味での違和感が詩的リアリティを生んだ。
 風の音はするが静かな光。空蝉の静かな存在。
 「しずか」の余韻が「木洩れ日」を味わい直させている。)

永世名人 村上のお手本
村上健志
木漏れ日を動かして鳴るラムネ玉
(言い切ることで詩を生み出している。
 木漏れ日とラムネ玉は無関係に存在。
 関係ありと言い切り詩を発生させている技。
 種類の違う光、木漏れ日の光・ラムネ玉の光・瓶の光を混ぜてある。)

次回のお題は「冷やし中華」

0 件のコメント:

コメントを投稿