ナフタリン型失わん暑き夜
明易し変わり変わりて存在す
固体から気体へ消ゆる白い靴
夏未明なくなるものを具現化す
深き海霧(じり)変わるものだと知りました
■言葉にできない。そんな夜。30
ゲスト シシド・カフカ 桐山照史 増子直純 町田そのこ
司会 小沢一敬
▪今夜のテーマ 叱られたときの気持ち
何か言い返せ自分。
わたしは何も悪くない。
心に力を入れろ。
涙を絶対流すな。
根元宗子「今、出来る、精一杯。」
「本当にウチと取引する気、あるんですか」
まさにそれは田村からの
―帝国重工からの挑戦であった。
津野からの感情の欠片がすべり落ちていく。
池井戸潤「下町ロケット」
「そんなことより
先に言うべきことがあるだろう」
音のない静かな空間では、
人間の苛立ちが降り積もる音すら
聴こえてしまう。
朝井リョウ「武道館」
喜びは湧き上がる
悲しみはあふれる
苛立ちは降り積もる(高まっていく 激しくなっていく)
町田そのこ
物わかりの悪い子どもを
諭(さと)すような口ぶりが
鋭い刃となって
わたしの心が刻まれていく。
町田そのこ「ぎょらん」
マウント取ってからの攻撃 桐山照史
ミスキャスト
そもそも円く空いた穴を
三角形の俺で埋められる道理がないのだ。
お互いに残念でした!
増子直純
自分の形を見誤るな 増子直純
▪リュックが開いている人を見た
開いてますよ!! シシド・カフカ
私もかもしれない 町田そのこ
言え!!ブーメランになるぞ 桐山照史
声かけ事案おじさん 増子直純
緊着(緊張状態が膠着) 小沢一敬
▪雨が降っているときのあの感じ、なんて言う?
青臭い匂いが鼻の中にくぐもる。 町田そのこ
白い葱をちぎって放るような雨。
林芙美子「うず潮」
(あたり一面激しく降る雨として描かれている。)
雨は夜空が溶け落ちるように、
凄まじい響を立てている。
芥川龍之介「好色」
人の心を他界に誘うように
ザッとさびしく降って通る
田山花袋「田舎教師」
小雨が忍びやかに、
怪しげに、
私語するように
パラパラと降ッて通ッた。
二葉亭四迷訳「あいびき」
イワン・ツルゲーネフ作
夜の街を歩く人たちは無言で、
雨の中傘の大きさだけ
自分を守るように見えた。
雨は一定のリズムで
電灯の光の範囲を主張した。
大前粟生「おもろい以外いらんねん」
(境界線のなかったものが可視化される)
五月の雨は塩っぱい涙、
あの娘の真似をして泣くのか都市よ
作詞・増子直純「五月の雨」
目の前に、雨の紗幕(しゃまく)がかかってる。
町田そのこ「52ヘルツのクジラたち」
(世界と自分の間に雨のカーテン
雨が自分を守ってくれる)
雨をPositiveに表現する町田そのこ女史と
シシド・カフカ女史が印象に残りました。
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