2023年5月15日月曜日

兼題「筍」

空見上ぐ我が家でしばしジュウビタキ
清流を彩る躑躅吉野川
大歩危小歩危岩場に咲かんきしつつじ
夏鳥の声聞きたくて窓開けて
西方浄土あるやなしやと夏の空

■NHK俳句 兼題「筍」
選者 山田佳乃 ゲスト 徳永ゆうき 司会 柴田英嗣
レギュラー 家藤正人 中西アルノ

年間テーマ 俳句とエコロジー

兼題「筍」
「古事記」や「源氏物語」などの古典文学にも名前が出てくる
竹皮 筍を包んでいた皮 竹に成長する過程で剥がれ落ちる
防腐性・通気性に優れているので食べ物を包むのに最適

▪名句で穴埋めクイズ
飽きしたけのこ堀や一人掘る   森田峠

筍の放ってむかれたり   渡辺水巴

特選六句発表 兼題「筍」
筍の根元の音を探りたる   藤原史郎
筍や地獄の如く糠の沸き   種田信之
筍を貰ひ予定の変はりけり   中島正則
朝掘りの筍籠で育ちをり   小林英樹(えいき)
筍を掘るたけだけに呼ばれけり   石田裕美(ゆうみ)
(諧謔 こっけいみがあって気が利いた言葉 
しゃれやユーモアの意味)
月上げて雨後の筍山疼(うず)く   栗田修次

▪夏井家伝授!
0から俳句 家藤正人&中西アルノ
尻から俳句
①5音の普通名詞を考える
②「下五」を描写する七音の言葉
③五音の季語

尻から俳句のメリット
なぞなぞの解き明かし要素が含まれる句となる。
上五に名詞を持ってくると説明臭くなってしまう。
説明から描写になる

▪ゲストが作ってきた俳句
炊き込みにかかせないよね筍は   徳永ゆうき

▪特選三席発表 兼題「筍」
三席 筍を掘れば竹林ごと揺るる   かなゆか
二席 筍を掘る老僧の別の顔   柏原才子(かしはらさいこ)
一席 たかんなを一節伸ばす今朝の雨   松島孝幸

▪柴田の歩み
ユーモアもおりまぜて

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