2023年3月7日火曜日

題「卒業」

「エラー失敗の法則」より
雪印7人からをもう一度
忘れたか健土健民この思い
風光る行動規範今一度
春望や意識改革なしてこそ
春の闇汚水一滴汚染せり
信じています待っております雪印
#雪印

■NHK短歌 題「卒業」
選者 栗木京子 レギュラー 本髙克樹 矢花黎 司会 小沢一敬

冒頭の短歌
卒業式終経て仲間と神戸までドライブをせり雨の日なりき
栗木京子

短歌侍への道
▪Lesson1
季節を表わす描写

蛇っぽい模様の筒に入れられた卒業証書は桜の匂い
穂村弘

▪Lesson2
視聴者のエピソードを短歌に
案の定今日の呼名はぎこちなく雪解け水が水尻を流る
矢花黎 添削
名前呼ぶ先生の声ぎこちなく雪解け水が水尻を流る

「あいざわ」と呼び涙する先生の「わたべ」まで待つ陽春の時
元髙克樹

三年間瞬間ごとの想い出を溢れ出させる恩師の涙
小沢一敬
三年間コマ送りして想い出を溢れ出させる恩師の涙

▪入選歌紹介 テーマ 卒業
学習田(でん)に育てしお米のばら寿司を食みて卒業六年二組
真鍋小竹
こんなにも広かったんだこの部屋はレンタル袴畳む手を止め
六浦果乃子
押入れの奥で5Kgのダンベルのプレスに耐える卒業アルバム
横浜J子
壇上に卒業証書を受けるとき袖口の綻び白く光りき
花水木浩
君がいた十一年の日々が過ぎ涙あふれる推しの卒業
湊正気(まさき)
💮避難所の「祝卒業」の看板と紅白幕があの日の記憶
遠藤立子

▪Lesson3
出演者のエピソードを短歌に

ポイント
ユーモアを季節の描写に託す


狭き町卒業式で泣いちゃうと入学式で合わす顔なし
小沢一敬 添削
狭き町卒業式で泣いちゃうと入学式合わす顔なし

卒業式女子の涙から目を逸らし桜を眺む十二歳の小沢
元髙克樹 添削
卒業式女子の涙から目を逸らし桜を仰ぐ十二歳の小沢

体育館別れを告げた学友と二十日後出会う桜の木陰
矢花黎 添削
体育館泣いて別れた学友と二十日後出会う桜の木陰

▪短歌対決
校庭の桜が鼻をくすぐれば十年会わぬ友思い出す
矢花黎 添削
校庭の桜が鼻をくすぐればもう十年か友に会いたい

果てしない桜並木で学位記をポツンと置いてシャッターを押す
元髙克樹

誰となく尾崎豊を歌い出すまだ白い息最後の下校
小沢一敬

競い合い褒め合い伸びてゆく木々よ短歌の森でまた会いましょう
栗木京子

私感
こんなに上達出来るものなのですね。
素晴らしいと思いました。
これからも短歌を詠み続けてくださいね。

0 件のコメント:

コメントを投稿