2023年3月16日木曜日

格助詞「で」を掘り下げる③&日永

春の空そちは雀かジョウビタキ
エゴン・シーレの描く生と死風車
春月夜エゴン・シーレへ浮気中
弱者への共感抱き春疾風
春の啄木鳥己をも失わん

■夏井いつき俳句チャンネル より
格助詞「で」を掘り下げる③【方法・原因】

動作・作用が行われる①場所②時③事情状況
身ひとつで 身ひとつで出戻る姉や雪しぐれ
④手段・方法or道具・材料
バスで行く 鉛筆で書く 粘土で作る
⑤原因・理由・動機
戦争で死ぬ 離婚で 雪しぐれ離婚で姉の戻りくる 

役満で上がる麻雀片かげり は宿題

表情で察する も括りが難しい

■夏井いつきのおウチde俳句
一分季語ウンチク 日永
読んで字のごとくといいますか
日が永くなってくる
そのことを「日永」というのですが
これは春の季語になります
しかし科学的に考えると少しおかしな所もあると
いえるのではないかと思います。
地球において最も日照時間
昼の時間が長くなってくるのは夏至付近になります
そうすると夏が本当は「日永」なのではないか
という話になるのですが
なぜ春の季語なのかといいますと
冬から春になってきて
今迄ずっと暗い時間が長かったのが
段々日差しのある時間が長くなってきたわねと
人々が感じている春にそう感じていることが
この「日永」が春の季語であるという
大事なポイントになってきます
冷静に考えたらどうなんだという所もあるのですが
その感じ方こそ季語 
生ものということになるでしょうね

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