2023年3月30日木曜日

業の花びら~宮沢賢治 父と子の秘史~

プーチン(大統領)に誰が渡すや逮捕状(無季句)
トランプ(元大統領)の手錠は誰がかけようぞ(無季句)
春雨の直撃受けし墓掃除
お彼岸や墓に寄り添う仏の座
しがみつくスギナの力彼岸過

■業の花びら~宮沢賢治 父と子の秘史~
夜の湿気と風がさびしくいりまじり
松ややなぎの林はくろく
そらには暗い業のはなびらがいっぱいで
わたくしは神々の名を録したことから
はげしく寒くふるへてゐる

ありあけの
月はのこれど
松むらの
そよぎ爽かに
日は出でんとす

大正10年4月4日の月を再現
二十六夜月だったのです。

賢治は父政次郎に対し
異性を愛することができない
という自らの不幸を打ち明け受け入れて貰えたと
考えるのが自然ではないでしょうか?

賢治もまたこの父との旅で業を受け入れ
業と共に生きる力を得たのではないでしょうか?

ひたすらに おもひたむれど
このこひしさをいかにせん
あるべきことにあらざれば
よるのみぞれを行きて泣く

業に対する政次郎の言葉
たとえ百劫を経るも所作の業は滅せず
因縁会遇の時、果報還って自ら受くと
弟清六:その訳はなんであるか?
これが仏教の神髄だといえば
誠に恐ろしいことなもんだ
百劫を経るも
悪いことをしたことも良いことをしたことも
滅するものではないということはな
本当に恐ろしいことなんだよ
百年経っても千年経っても
夢にまで出てくるんだからな
本当に恐ろしいもんだ

政次郎の弟清六の孫 宮沢和樹氏の言葉
賢治さんは凧 お父さんは下でそれを持っている人
お父さんは何とか現実の世界に縛り付けようとしていた
放したら飛んで行ってしまうからいなくなっちゃうから

宮沢和樹氏
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%AE%E6%B2%A2%E5%92%8C%E6%A8%B9

https://www.tohknet.co.jp/joint/pickup/vol15/



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