斉藤由貴は天才好み彼岸かな
白梅の凛とした影香り聞く
春の光や一瞬を輝けり
春怨や幸せを生き不幸を描く
春の空健気に生きる人と花
■NHK俳句 兼題「雛・雛祭」
選者 星野高士 ゲスト 戸田菜穂 司会 武井壮
▪冒頭の俳句
雛飾りつゝふと命惜しきかな 星野立子
▪会いたい俳人 星野立子
高浜虚子の次女として明治36年誕生
22歳で結婚
昭和5年26歳 俳句雑誌「玉藻」創刊・主宰
(出産4カ月後)
立子と娘 俳人 星野椿
なぜ泣くやこの美しき花を見て 星野立子
いつの間にがらりと涼しチョコレート 星野立子
「俳句というものは発音とその雰囲気でございます
そういうものをじっくりと味わいながら
なんとなくその句というものを解釈すると
申しますか味わっていく
それが大切な見方だと思うんです。」
立子忌 春の季語 三月三日 立子の忌日
星野高士氏の人生を変えた俳句
行人にかゝはり薄き野菊かな 星野立子
▪入選九句 兼題「雛・雛祭」
夕まぐれほのと明るき雛の家 山田由美子
戸田 父虚子を招き立子の雛まつり 新実達夫
②武井 カステラを分厚く切りて雛祭 城内幸江
カウンターバー一隅(いちぐう)の張り子雛 神保と志ゆき
(張り子とは型に重ねて貼り乾いてから型を抜いて作ったもの)
💮部屋中に色のあふるる雛祭 小栗しづゑ
人間をじつと見てゐる雛(ひいな)かな 梅澤春雄
女官(にょかん)まで届く陽射しや雛(ひいな)の間 沼元美穂
ほろ酔ひの耳にユーミン雛の夜 北山てるみ
③ 雨音に耳澄ますなり古雛(ふるひいな) 大橋祐子
▪戸田菜穂さんのお好きな俳句
天気がよすぎる独りぼつち 種田山頭火
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