2019年9月1日日曜日

575でカガク「恐竜」

人生観が 最後が違う 秋初め
すれ違う 虚しき会話 秋浅し
合わそうと すればするほど 秋湿り
秋高し 山より烏 降りて鳴く
夜明け前 飛ぶ鳥照らす 秋の月

575で化学 
恐竜 特選句が発表なりました!

夏井いつき先生と検証してくださったのは
国立科学博物館 標本資料センター 
コレクションディレクター 真鍋真氏でした。

まずは、夏井いつき先生の詠まれた句から

ものがたる化石さえずる骨も秋  夏井いつき
胡桃二個分の脳函なる愁い  夏井いつき

選者:夏井いつき
落着きのなき恐竜もゐて小春      板柿せっか
第六絶滅期最中にゐて涼し     寺沢かの
ユリノキの花恐竜の目の高さ      野村かおり
恐竜は死んだ蛙は生き延びた      平本魚水
恐竜の肌は虹色かも素風      ひでやん
恐竜の骨に噛み跡夏の空      くま鶉
化石竜の眼の穴の闇秋の声      高橋寅次
恐竜の胃石ごろごろはたた神      中山月波
小鳥来てひろびろ恐竜の眉間      香野さとみZ
図鑑よりプテラノドンの飛びて雪      きさらぎ恋衣

選者:佐藤貞子
恐竜は飛ぶことにした雲の峰     一斤染乃
満月へ恐竜求愛の叫び      彩楓
進化とは存外速し時鳥      播磨陽子
恐竜に母性泰山木の花      片野瑞木
第六絶滅期最中にゐて涼し      寺沢かの

恐竜に詳しい人が多いので驚きました。
恐竜は鳥となりて、現在生き延びていたのですね。
今後、その目で鳥を見たいと思います。

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