幸せを 囲む時間よ 秋彼岸
言葉ではなく 足で表現 秋の舞い
凛とした 貴方が理想 あざみ咲く
言葉より 仕草で解る 星月夜
プレバト纏め 2019年9月19日
秋の果物屋さんで一句
永世名人への道
藤本敏史
アップルパイの 焼きたての札 花鶏(あとり)来る
(季語「花鶏」は秋にシベリアからやってくる渡り鳥。
秋の実りの豊かな感じが香ってくる。
「アップルパイの「ア」「花鶏」の「あ」で小さな音を抑えている。)
特待生昇格試験
横尾渉
七色の 果実が並ぶ 秋の声
⇩(「秋の声」と言う季語の理解が浅い。
「秋の声」とは風や水の音、鳥の声などの秋の
物寂しい感じを音からしみじみ感じるという意味がある。)
七色の 果実が並ぶ 秋うらら
七色の 果実が並ぶ 秋さやか
特待生昇格スペシャル
1位 光浦靖子
無花果の 虐めたきほど 手に懐き
(季語の感触をここまでリアリティーとオリジナリティーを
持った表現で書けたのは大したもの!素晴らしい!
難しい一物仕立てでここまで感覚を表現できたのは作家だと思う。)
2位 馬場典子
マンションに 替わりし八百屋 秋夕焼
(「替わりし」の「し」は過去の意味になる助動詞、きちんと使われている。)
3位 森口瑤子
唐黍(とうきび)は 縦一列を むしり食む
⇩(どうでも良いことを書いて文学作品になるのは俳句の良いところ。
「唐黍は」の「は」の助詞の使い方が巧い。
「食む」と古い言葉を使い気取っているのが滑稽でおかしみがある。)
唐黍まず 縦一列を むしり食む
4位 向井慧
御供えの 父剥く梨の 歪さよ
⇩(「御供え物」の梨の状態があいまい。
お母さんにお供えする梨だという事を入れないと解らない。)
母に供ふ 父剥く梨の 歪さよ
5位 田山涼成
みせさきを 色なきかぜが 色つけて
⇩(語順を変え、最後「明るし」と抑えることが大事。)
色なき風が 色つけ青果店 明るし
今週は特待生をかけた戦いだったので勉強になりました。
光浦靖子さん!ついにやりましたね!
はじめて出演された時と2回目の出演の時は
こっぴどく叱られていましたが、私はあの時から大好きでした。
ってことは、私の方が見る目があったという事では…?
感性がずば抜けていましたもの…。
次回の光浦靖子さんのご出演を楽しみにしています。
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