2019年9月14日土曜日

夕方の買い物帰りで一句

秋遍路 歩いた距離だけ 強さへと
秋あわれ 重ね纏った この強さ
危うさを 抱きしめられて 秋景色
踊り終え いくらおにぎり 秋うらら
秋雨の 合間狙って 犬と行く

プレバト纏め 2019912

夕方の買い物帰りで一句

永世名人への道
東国原英夫
謹慎の 身に沁む タップダンス踏む
(これだけの情報を入れて破綻していない。
 季語の置き方と「沁む」「踏む」と韻を踏んだことが良かった。)

特待生昇格試験
中田喜子
閉じる門 「さよなら」は 秋夕焼色
(ひねりすぎている。素直に校門と記した方が良い。)
校門の 「さよなら」は 秋夕焼色

1位 篠田麻里子
引き波を 自転車で追う 秋夕焼
(それぞれの言葉がお互いを邪魔しないよう丁寧に選ばれている。
 一種のムードや情緒もある。)

2位 朝加真由美
鰯雲 夕餉(ゆうげ)の菜の 豆腐汁
(基本的な型をしっかり押さえている。
 季語+12音で描写できている。
 昭和30年代の懐かしい風景の味わいがある。)

3位 筧利夫
帰り道 三日月冷やかす 半袖を
(「帰り道」は入れなくても伝えられる。
  このままだと散文っぽい。)
三日月が 冷やかす 夜の半袖を

4位 加藤シゲアキ
めんつゆが 一・五本 秋の宿
(発想は悪くないが状況が解らない。
  俳句はくだらないことを俳句の型に落として
 季語の力を借りて作品となっている。
  「秋の宿」は誤解を生む。)
めんつゆが 一・五本 残り秋

5位 古閑美保
とんぼうの 空へ勝利の 歓喜湧く
(何のスポーツなのかはっきさせた方が良い。)
勝利のパット 歓喜は とんぼうの空へ
タッチダウン 歓喜は とんぼうの空へ
へそくり発見 歓喜は とんぼうの空へ

来週のお題は「秋の果物屋さん」

今週はレベルが高く勉強になりました。
古閑美保さんの添削にはうなってしまいました。
私もこのような俳句が詠めたならと…。
あまり深読みするのは良くないみたいですね。
ありのままを読んだ方が伝わるし面白いと思いました。
削除すべきものと入れるべきものの選択ではないかと…。
心新たに挑戦していきたいと…。

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