秋あわれ 重ね纏った この強さ
危うさを 抱きしめられて 秋景色
踊り終え いくらおにぎり 秋うらら
秋雨の 合間狙って 犬と行く
プレバト纏め 2019年9月12日
夕方の買い物帰りで一句
永世名人への道
東国原英夫
謹慎の 身に沁む タップダンス踏む
(これだけの情報を入れて破綻していない。
季語の置き方と「沁む」「踏む」と韻を踏んだことが良かった。)
特待生昇格試験
中田喜子
閉じる門 「さよなら」は 秋夕焼色
⇩(ひねりすぎている。素直に校門と記した方が良い。)
校門の 「さよなら」は 秋夕焼色
1位 篠田麻里子
引き波を 自転車で追う 秋夕焼
(それぞれの言葉がお互いを邪魔しないよう丁寧に選ばれている。
一種のムードや情緒もある。)
2位 朝加真由美
鰯雲 夕餉(ゆうげ)の菜の 豆腐汁
(基本的な型をしっかり押さえている。
季語+12音で描写できている。
昭和30年代の懐かしい風景の味わいがある。)
3位 筧利夫
帰り道 三日月冷やかす 半袖を
⇩(「帰り道」は入れなくても伝えられる。
このままだと散文っぽい。)
三日月が 冷やかす 夜の半袖を
4位 加藤シゲアキ
めんつゆが 一・五本 秋の宿
⇩(発想は悪くないが状況が解らない。
俳句はくだらないことを俳句の型に落として
季語の力を借りて作品となっている。
「秋の宿」は誤解を生む。)
めんつゆが 一・五本 残り秋
5位 古閑美保
とんぼうの 空へ勝利の 歓喜湧く
⇩(何のスポーツなのかはっきさせた方が良い。)
勝利のパット 歓喜は とんぼうの空へ
タッチダウン 歓喜は とんぼうの空へ
へそくり発見 歓喜は とんぼうの空へ
来週のお題は「秋の果物屋さん」
今週はレベルが高く勉強になりました。
古閑美保さんの添削にはうなってしまいました。
私もこのような俳句が詠めたならと…。
あまり深読みするのは良くないみたいですね。
ありのままを読んだ方が伝わるし面白いと思いました。
削除すべきものと入れるべきものの選択ではないかと…。
心新たに挑戦していきたいと…。
0 件のコメント:
コメントを投稿