2019年4月4日木曜日

広瀬貫川とは…。

春疾風(はるはやて) 反発こそが 芸術ぞ
中庭で 落下の美学 極めをり
困難に 押しつぶされん いぬふぐり
石鹸玉(シャボン玉) 勝手な期待 思い込み
消しゴムで 消すに消せない 春思かな

深沙大王堂の天井には
力強い赤龍神の絵が描かれています。
この画は、大正から昭和にかけて活躍した
日本画家の広瀬貫川(かんせん)
よって描かれたものです。
広瀬貫川の作品は、来日を渋る
ベーブ・ルースの気を変えさせたとまで言われています。
1934(昭和9)の日米野球のポスターが有名です。
現在ポスターは野球体育博物館が所蔵する神宮球場大会、
甲子園大会の2枚だけが現存し、
他会場のものは確認されていません。

 
広瀬貫川は日本画家というよりは
デザイナーとして活躍しました。
「日本デザイン」という会社を起業し
「横浜博覧会」関東大震災の後の
復興ポスターを手掛けた画家です。
デザインセンスが抜群で新しい感覚で
天井画を描きました。

0 件のコメント:

コメントを投稿