2013年5月29日水曜日

ヤン・ヨンヒ監督作品「かぞくのくに」

「いま 世界は」に ヤン・ヨンヒ監督が出演されていました。
在日の方の思いを知る機会と為りました。

映画「かぞくのくに」には 下記の言葉が・・・。

 あなたが嫌いなあの国で
 お兄さんも私も生きているんです。
 死ぬまで生きるんです。

ヤン・ヨンヒ監督の思いを知り 
胸が引き裂かれそうになりました。

ヤン・ヨンヒ監督の言葉を纏めました。

「タブーをぶっちゃけ話合わないと 解りあえません。
 拉致事件が明るみに為った時 
 どうしてこんな事をしたんだ!と腹立たしかった。
 国籍は違っても 自分の祖国です。
 無力な個人では どうしようもない事に関して
 解りあうには 痛みを伴います。
 綺麗事を言っていても解決しません。
 後悔したり 傷つけあっても理解しあえます。」

これらの気持ちから 映画
「かぞくのくに」を製作されたのだとか・・・。

拉致事件が明るみに出るまで 被害者としての立場は一転し
加害者として 誹謗中傷される様に為られたのだとか・・・。

穏やかで 柔和な ヤン・ヨンヒ監督の表情からは
この様な心の葛藤を読み取る事は難しい様に感じました。

でも この映画「かぞくのくに」を拝見する事で
少しでも解りあえたならと 思ってしまいました。

ヤン・ヨンヒ監督を知るまで 無視を決め込んでいたのですが
もし 解りあえるのであれば 解りあいたいと・・・。

硬直していた私の気持ちが 一瞬にして氷解してしまいました。
映画の持つ力の大きさに 改めて知る事と為りました。

映画には 和解のきっかけ作り 触媒に為リ得るのですね。
ヤン・ヨンヒ監督の映画に刮目していきたいと思います。

梁英姫(ヤン・ヨンヒ)監督詳細は↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A2%81%E8%8B%B1%E5%A7%AB

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