2025年5月14日水曜日

わたしの日々が、言葉になるまで⑤

夏の雨深き轍へ足取られ
人生のサンドトラックくされ潮
夏木立軽きを武器に重く生く
軽やかにしなやかに舞う夏柳
新入社員パートから仕事教わる

■わたしの日々が、言葉になるまで⑤
劇団ひとり 桐山照史 八木莉可子 橋口洋平 村田沙耶香
橋口洋平(代表曲「別の人の彼女になったよ」)
村田沙耶香(第155回芥川賞受賞「コンビニ人間」文藝春秋)

村田 ボーっと浮かんだことを書いてるだけ
   透明の水槽に発想を入れるタイプ
   ノートに似顔絵を描いてどんどん入れていくと自分が倒れて
   いるので結晶みたいなものを取り出して入れると自動的に物語ができる
村田ワールド炸裂

・おいしいだけじゃない美味しいを伝える言葉
芥川賞作家がカニの美味しさを表現したら❓
金原ひとみ「ナチュラルボーンチキン」
平凡な女性がパリピの同僚と出会い人生の楽しみを取り戻していく
カニパーティーを開催 ゆでたてのカニしゃぶを頬張った瞬間の表現
「そのふっくらジューシーな見た目と違わぬ食感が口の中に訪れると、
思わず歓声を上げてしまう。続いて三人の歓声も上がる。
ふるんふるん!これふるんふるんですよ!
思わず声を上げて蟹を指挿してしまう。

村田沙耶香の擬態語の使い方
「わざとずらす」というのは❓
「ひらり」とおさじですくって飲んだ(太宰治の言葉)
「ひらり」を布ではなく手の動きに使う

言語化のヒント
擬態語はわざと少しずらすと表現の幅が広がる

映画かもされた大人気グルメドラマで描かれたおいしさの表現
サラリーマンがランチを楽しむ様子を描く
日本では初めてほろほろ鳥を食べた時の言葉として使われた
「おお おお~このうまさ ❝未知との遭遇❞ イイE.T. 
ほろほろこういうやつだったんだ
脚本 田口佳宏「孤独のグルメ シーズン3」

村田沙耶香 強者の立場でありながら
劇団ひとり 擬人化して向き合っている

食堂に登場する美味しそうな料理の数々

小説家 小川糸
小さな食堂での人間模様を描く「食堂かたつむり」
ザクロカレー サムゲタンスープ カラスミのリゾット 林檎のぬか漬け
フグ料理を楽しんでいる時の表現

みんな、会話するのも忘れて黙々とそれらを飲み下した。
私も、体全部を舌にして、夢見心地で味わった。
至福というのは、こういうことを言うのだろう。
本当に、幸福な夢の中で贅沢な晩餐会に招かれたような心境だった。

「舌鼓を打つ」「ほっぺたが落ちる」
おいしいを体の一部を使って表現すると❓
橋口洋平 指先がくすぐったくなる
村田沙耶香 全身の遺伝子が喜んでいる 
遺伝子の記憶も騒ぎになっているような

・頑張っている人に書ける言葉
人気スポーツ漫画の指導者がかけた言葉
「メダリスト」コーチがかけた言葉
「焦らなくていいんだよ できない事と向き合った時間は
未来でまた壁にぶつかった時の助けになる 経験はまさに今
少しずつ積み重ねられているんだ 今の時間を憎まないで
しっかり大事にしていこう」

「はじめての一歩」森川ジョージ 連載36年目
「努力した者が全て報われるとは限らん しかし 成功した者は
 皆すべからく努力しておる‼自信を持ってリングに上がれ最後は
 キサマが積み上げたモノが拳に宿る‼」

村田沙耶香 つらいと思っていたもの 溶けてもっといいもの
橋口洋平 メダリスト 頑張れと言われたくないときに刺さる言葉
     はじめの一歩 強く背中を押して欲しいときに響く言葉

頑張れの意味を説明すると❓
伊坂幸太郎「重力ピエロ」「ゴールデンスランバー」

「あるキング」
熱狂的な野球ファンの両親のもとに生まれた少年の成長を描く
父親が伝えた言葉
「頑張れと、いうのはさ」(中略)
「もともと、我を張れ、ってところから来ているんだ。
我を張り通す。「我を張れ」が変化して、「がんばれ」だ。
自分の考えを押し通せ!ってことかな」

君のどんな小さな一歩にも君のどんな小さな勇気にも
昨日と少し違う自分を誇れるように君が選び歩いた道にしか
咲くことのない花があるんだ
誰かにとっては君が立ち止まって見えても
君の中ではきっと高い壁を登ってる
Wacci「どんな小さな」橋口洋平

橋口洋平 自分が納得いく応援歌を書きたい
     AメロBメロで寄り添ってサビでポジティブな言葉を言う

劇団ひとり 村田さん相談受けます❓
村田「そうじゃない」みたいなお顔してそうじゃないのを渡しちゃう…

スタジオメンバーが言葉にすると❓
桐山照史 顔晴れ
八木莉可子 ゴーゴーレッツラゴー
橋口洋平 その頑張り、もう充分黒字。
     (結果はおまけ あとがきみたい
劇団ひとり 大丈夫 代わりは他にいっぱいいる。
村田沙耶香 「がんばれ」という言葉が大嫌い でしたが
      あなたの姿を見て、言葉の意味が変わりました。
      (自分の中で言葉の意味が変わる)

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