根性のない「なるちゅるうどん」秋の空
秋の声うどんはパワー❓テクニック❓
秋湿りなすすべなしの再起動
再起動回数増えん秋旱(ひでり)
新しきパソコンはいつ❓月の暈(かさ)
■あの本、読みました?ハリー・ポッター
~八咫烏(やたがらす)シリーズ!ファンタジー小説の魅力
阿部智里 新川帆立 鈴木保奈美 山本倖千恵 林祐輔P
ファンタジー小説の魅力
ハリー・ポッターにハマったきっかけ
ハリー・ポッターには挿絵がない
ハリー・ポッターが変えたもの
ファンタジー小説とは❓
日本での❝ファンタジー小説ブーム❞
高校時代から執筆 八咫烏シリーズ
「烏は単に似合わない」の一文 阿部智里著/文春文庫
家柄を考えれば、実際、四人は平等である。
「現に白珠さまを擁する北家は、今回も本気で入内を狙って来ています。
北家は今まで入内してきた人数は少ないとは言え、山内において
最大の武力を誇る家柄です。ここで白珠さまが入内したとあれば、
政での勢力図そのものをひっくり返す事態になるに違いありません!」
それは返せば、桜の君に選ばれるということが、それほどに重要な
意味を持つということだ。あせびが入内した暁には、
東家だって絶大な力を持つことは間違いない。
入内(じゅだい):皇后などに決まった女性が内裏(だいり)に入ること
あせびが小さくなる必要は全く無く、むしろ家のことを考えれば、
積極的に入内を狙っていくべきなのだ、とうこぎは力説した。
「今まで、南家は西家がでしゃばり過ぎていたのです。
東家の姫君が入内しかけたことは何度もあったのに、そのたびに、
あくどい手で邪魔をして…!」ぎりぎりという、歯ぎしりの音まで
聞こえてきそうなうこぎの様子に、あせびは少々青ざめた。
あせびは着替えに、若楓の装束を選んだ。鮮やかな紅の単に薄萌黄の
袿を重ねると、萌え出たばかりの若葉に身を包むような気持ちになる。
登殿の時ほど気を遣わなくても良いため、宝冠の代わりに薄紅色の
芍薬の花を挿すと、なんとも初々しく、華やいで見えた。
さまざまな時代が交錯する八咫烏シリーズ
シリーズの執筆で飽きることは❓
デビュー前から書きたかったファンタジー小説
若者に向けて書きたかった…
「魔法律学校の麗人執事」ウェルカム・トゥー・マジックローアカデミー」
新川帆立著/悌太画/幻冬舎
魔法律:悪魔と安全に契約を交わす法技術
作中で描かれる❝悪魔❞と❝契約❞
「魔法律学校の麗人執事」ウェルカム・トゥー・マジックローアカデミー」の一文
新川帆立著/悌太画/幻冬舎
「この学園で一番大事なのは恋愛なの。それも、いかに魔法の才能が
ある相手をつかまえるか。この一点に学園生活のすべてがかかっている。
魔力量は遺伝するからね。少しでも魔力量が多い家系と
婚姻関係を結ぶ必要がある。
(中略)
そしてお相手選びの基準になるのが、今日の入学式で発表された
魔力量の順位、通称「優良物件(エクセレント)リスト」よ。
あんたみたいなビリは、もはや事故物件だけどね!」
現代の女性像が見えてくる…
新川に弄ばれる❓
「もう女でいるのが嫌だったからだよ。女の人生、頑張るだけ損なんだもん。
生れたときに授かったもので、もうほとんど決まっちゃっているんだよ。
ある程度の見た目がないと、女は幸せになれない。いくら頑張っても駄目。
顔立ちも骨格も、生れたときから決まっているんだもん。可愛くなろうったって
限界がある。でも私は諦めずに他のことを頑張った。
勉強も、運動も、限界までやってみた。でも頑張れば頑張るほど
男の子たちは離れていく。それがもう嫌になったの。
男なら勉強や運動を頑張れば自動的にモテるっていうのに。
そりゃ男だって苦労があるだろうけど。
でも、頑張っても無駄な人生よりは、ずっとマシ!」
学園ファンタジーでも女性の生きづらさを描く
学園ファンタジーを書く上で苦労したことは❓
「皇后の砦」阿部智里著/新潮社
最新作と八咫烏シリーズ 共通して描かれる後宮(こうきゅう)
描かれている世界観
アール・ヌーヴォー:19世紀末から20世紀初頭にかけヨーロッパで広まった
美術様式 日本の浮世絵などが影響を与えたと言われる
ルネ・ラリック「蜻蛉の精」
昆虫など自然にある題材をガラス素材で表現した
アール・ヌーヴォーを代表する作品
「皇后の砦」の一文 阿部智里著/新潮社
真夜中になって、こんなところに来たのはどうして?」「それは…」
ナオミが言葉に窮していると、早とちりしないでね、とティアは
悪戯っぽく笑いかける。「私、責めているわけではないのよ。
あなたは巣の宮のどこへ行ってもいいし、何をしてもいいのだもの」
(中略)
どこに行っても、何をしてもいいということが、こんなに重い事だとは
思ってもみませんでした…」「あら」どうしたの、と問われて、
ティアの冷たい手を両手で握り返す。
「私、ちっとも分かっていなかったんです。何をしてもいいということは、
何をしても許されるということではないのだと」
何かを知ること、何かを決断すること。その権利を得るということは、
ただ無知なまま、言われるがままではいられないということなのだ。
ファンタジー小説の強みとは
終章「かつてのこと」
解釈は読者の自由 正解も不正解もない。
0 件のコメント:
コメントを投稿