復活をスカラベに込め秋を舞う
舞う秋やラヴェル身体で具現化す
不完全ながら目指した星月夜
上り月神に近づけ手を伸ばせ
原始から心の進化流れ星
■あの本、読みました?
いま話題のエッセイ!みうらじゅん「老い」万城目学「万博」
みうらじゅん 万城目学 鈴木保奈美 山本倖千恵 林祐輔P
みうらじゅんが「アウト老」を語る
〇権威濃すぎ ×ケイン・コスギ
直木賞作家・万城目学 最新作「ザ・エッセイ万博」
変なものをどう文章にするか
コントスト:コントとエッセイの間
この合コンうまくいってないですね
初対面の印象は?
万城目エッセイ全6作品
みうらじゅんのエッセイとは?
「ラーメンと瞑想」の一文 宇野常寛著/ホーム社
ラーメン富士丸と「人間の条件」(後編)
僕はまずスープを啜った。甘くて、しょっぱい。運動した後の
富士丸のスープほど、人間を直接的に肯定してくれるものはない。
クタクタになったキャベツと、ゴワゴワの麵を一緒に摘まんで
口に運ぶと、生命を身体に取り込んでいるのだなと実感できる。
ときどき、少し硬めに煮込まれた豚の肉塊を齧る。
塩辛くて、味が滲み出る。これがまた、やめられない。
「ザ・エッセイ万博」の一文 万城目学著/ポプラ社
#1京都ナイン
それではさっそく私が考える、「京都ナイン」の
スターティング・メンバーを発表していこう。
まずは1番。いきなりの坂本龍馬。
選出理由は、とにかくチャンスを拾い上げ、塁に出てくれそうだから。
いつかは太平洋を渡り、大リーグで活躍する日を夢見ている。
口癖は「アメリカぜよ」。守備位置はライト。
2番。大久保利通。
(中略)
4番、チームの主砲は、これ弁慶である。幕末勢が三人続いたのち、
いきなり時代を遡って、平安時代末期からの選出だ。
理由は言うまでもなく、力持ちで長打力がありそうだから。
(中略)
8番、残るポジションはサード。偉人がひしめき合う京都ゆえに、
選抜肢は無尽であるわけだが、ここは少し切り口を変え、
サードという視点から「長嶋一茂枠」を設けたい。どういう
ことかというと、偉大な初代のあとを継ぐ難しさが、
いずれの二代目にもあったはず。
(中略)
チョイスするのは藤原頼道である。
大政大臣藤原道長の長男である藤原頼道。
(中略)
強烈な満月エピソードを持つ父親と異なり、
頼道自身に巷に知られたパーソナルな逸話は皆無で、
ただ平等院鳳凰堂を作ったという
十円玉的記憶が刻まれているのみである。
思考ゲーム 京都ナイン
万城目学の京都ナイン
1(右)坂本龍馬 2(左)大久保利通 3(一)土方健三 4(捕)弁慶
5(二)在原業平 6(遊)楠木将成 7(中)那須与一
8(三)藤原頼道【長嶋一茂枠】 9(投)源義経 DH 西郷隆盛
作家に早生まれが多い謎
「ザ・エッセイ万博」の一文 万城目学著/ポプラ社
#10 早生まれの甘え
勢いを得た私は、手っ取り早くデータが取れる作家の集合体として、
直木賞選考委員の誕生日を調べてみることにした。
角田光代氏が三月、辻村深月が二月、米澤穂信が三月、宮部みゆき氏が
十二月二十三日生まれなので、これも一週間くらいならと「早生まれ」に
含めてしまおう。そこに先ほどの京極氏を加えると、選考委員九人のうち
五人が早生まれという結果が出た。一月、二月、三月生まれである確率は
四分の一なので、かなり偏りが発生している。
エッセイのこだわり
エッセイはオチが必要? コントスト
エッセイは著者の素顔
万城目学氏から鈴木保奈美女史へのお薦めエッセイ
「気になる部分」岸本佐知子著/白水社
翻訳家/岸本佐知子がヘンでせつない日常を
強烈なユーモアとはじける言語センスで綴ったエッセイ集
エッセイの教科書「気になる部分」
「ここで唐揚げ弁当を食べないでください」の一文
小原晩著/実業之日本社
社会人一年目の夏。仕事に慣れてきた私はサボることを覚えた。
先輩にバレないルートでファミリーマートまで行って、
唐揚げ弁当を買い、建物と建物の隙間に入って
唐揚げ弁当を貪り食う。
(中略)
ある日、唐揚げ弁当を持って、いつもの場所へ行くと、
「ここで唐揚げ弁当を食べないでください」と、
書かれた紙が張り出されていた。私は驚いた。バレていた。
青山というお洒落な街の建物と建物の隙間でファミマの
唐揚げ弁当を食べている人間が存在するということが
バレていたのだ。
ダイヤの原石 小原晩の唐揚げエッセイ
ジャックナイフからバターナイフへ
「アウト老のすすめ」みうらじゅん著/文芸春秋
売れ行き好調!本音は…
老いるショック・老け作り・アウト老
理想の老い方がわかる「アウト老のすすめ」
「アウト老のすすめ」の一文 みうらじゅん著/文芸春秋
ありがたき無怒菩薩
老人が怒りっぽくなる原因のひとつなのかもなと思った。
でも、それだけはどうにか避けたい。何かいい対策は
ないものなのか?そうだ!何があっても怒らない人を一人、
僕は知ってるじゃないか!今更だけど、あの人を見習うんだ!
と強く思ったのだった。あの人とは、NHK・Eテレでやってるアニメ
「おさるのジョージ」に出てくる、通称“黄色い帽子のおじさん”。
(中略)
要するに黄色とは金色なり。
悟りを開きし者のみが光り輝くという仏教的発想。
実は黄色い帽子のおじさんはお釈迦様や弘法大師レベルの
覚者だったんだと、僕は思い込むことにしたのであった。
当然、そうなるとその無怒菩薩グッズが欲しくなった。
ネットで調べると数種出てたが、ここは出家だ。
いや家を出てショップに買いに行くのが修行と、
都内の何店舗か巡ったがジョージはあっても黄色い帽子の
おじさんはなくて、ようやく錦糸町パルコで見つけた。
しかも売っていたのはこの一尊のみだった。
だから、今はイライラし出したら
これに向かって拝むことにしてるのだ。
アウト老的 趣味の見つけ方
レジスタンス活動 とりあえずレジの前に立つ
みうらじゅんさんから鈴木保奈美さんへお薦めの一冊
「日本の人魚伝説」髙橋大輔著/草思社
人魚の肉を食べ不老長寿となった少女の伝説
「日本の人魚」の正体に迫る異色のノンフィクション!
人魚が好きになるレジスタンス活動
「見仏記」いとうせいこう・みうらじゅん KADOKAWA/角川文庫
みうらといとうが全国の仏像を巡る旅エッセイ
ユーモアと深い仏教愛が交錯する“見仏”シリーズ
三十三間堂で果たした33年前に約束
(私これ拝見しました。私も感動しました。
33年後の約束が叶いますように…。⇩)
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