2024年8月28日水曜日

張本勲の言葉&夏井いつきのよみ旅❣in金沢

香りきく今を盛りと屑の花
はて老いか暑さか蒙霧升降(ふかききりまとう)
(武相荘)秋の風シングルモルト額装す
散歩道風と戯る桐一葉
百日紅新町川を彩らん

■鶴瓶ちゃんとサワコちゃん~昭和の大先輩とおかしな2人~#22
昭和の大先輩 張本勲の言葉
「一打一生 張本勲」

原爆に遭われた時、4歳で右手を火傷された時、
いつも寄り添ってくれたお母さまのお話には感涙。
野球選手になってからの送金には全く手を付けていなかったそうです。
合掌…。















■夏井いつきのよみ旅❣in金沢
金沢ひがし茶屋街
江戸時代 茶屋町としてにぎわった街並みが保存されている人気の観光地
国産の金箔 9割以上が金沢で生産
黄金の蔵 金箔2万枚を使った蔵 金沢の観光スポットの1つ
高岡昇
転勤の辞令一枚鰤起し(ぶりおこし)   駒井美穂
鰤起し…冬の季語 
鰤が定置網にかかるころになる雷 豊漁の知らせとも言われる
金沢は雷の発生日数が日本一

初景色試験終わりの烏賊(いか)納豆   赤木ありこ
初景色…新年の季語

甘エビのみよろこぶメール滞る   森美紀子
終末を介護尽され星涼し(最新作)

金沢は和生菓子支出金額日本一

俳句ひとくちMAMO
福梅(新年の季語)石川県ならではの正月用の和菓子 
加賀藩 前田家の家紋がモチーフ
ふくふくと福梅ふくみ福相(ふくそう)な   中宮千里
和の文化では2個だとかぶっていると言われるけれど
3個以上だと「づくし」宝づくしだったり梅づくし
それだけでおもてなしになるという考え方がありまして
私も和菓子職人としても若女将としてもいちばんいいと
思うものを作ったりいちばんいいと思うおもてなしと心がけている
私の代でもお客様にあっと驚いていただけるような
そんな喜びを提供していくことが続いていけば1000年を目指せる

福梅をふく呼ぶ鈴のごと咲かせ   夏井いつき

中二まで見たる子二十歳(はたち)冬木立   山田一男
冬木立…冬の季語
冬木立って葉が落ちてそれぞれの木の個性がでて
中学校のときにみていたまだ幼かった子が
どんな姿になっているのだろうな
成長している子どもたちに出会える「この季語だ!」と思って
こんなうれしいことはない
私の生まれた日が金沢の詩人 室生犀星さんの亡くなった日
室生犀星忌日 昭和37年3月26日(1889-1962)詩人・小説家
亡くなった年も一緒

「愛の詩集」より
子供は自然の中に居る
子供の前で嘘は言へない
子供の前では恥かしいことだらけだ
子供は自然の中に居る
子供らはいつも私共を了解するやうに
私共をすつかりのみ込んでゐるやうに
正面から静かに私共を眺めてゐる
やさしい正実で
花のやうな叡智の潜勢で
ああ 寛大で
みなぎり切つた大きな微笑!
とてつもない自由な新鮮!

子どもからいろんなことを学ぶ
自分が苦労をされてきたからこそ
子どもに対してすごく温かい思いのあるまなざしを向けて
子どもと接していることが分かって
いろんな事を経験した子たちが施設にいるんですよ
子どもたちと過ごす時間はそのときしかない
自分にとって何ができるか

山田さんMEMO
金沢に移住後児童養護施設で働く

建前(たちまい)や古稀となる日の小春空   佃久美子
佃さんMEMO
2024年4月に完成
趣味のウクレレ演奏を自宅で楽しむ

犀星忌(春の季語)金沢の文豪 室生犀星の忌日

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