島田島朝待ちかねて蓮見せり
たそがれて喉通過せり冷奴
ミニトマト花はいっぱいつけたけど
ミニトマト今日も木酢噴霧せり
月を待つ今夜もしかと見つめ合う
■プレバト纏め
かき氷で一句
特別永世名人の締めの一句 梅沢富美男
秋淋(さび)し宇治金時のほろ苦く
添削(淋しと苦くがちょっと近いのが気になる
宇治金時だけはほろ甘いけど
秋というのも私の人生も淋しいではないかと)
秋淋(さび)し宇治金時のほろ甘く
特待生昇格試験 「名人への試験」 こがけん
高原の氷菓エスプーマの瑞煙
添削(瑞煙とは山や川にかかるめでたい兆しの雲や霧
エスプーマとは液体を泡にできるもの ほどよい落差
比喩は落差がないと面白くない
季語を印象深く残す手立てが一個 語順を変える)
エスプーマの瑞煙高原の氷菓
1位 野村麻純
もどろみの友は臨月夏氷
(ほのぼのといい句 友への暖かい視線が感じられる)
2位 玉井詩織
山積みのプリント救いのかき氷
添削(句またがりの一句 「救い」は感想になっている
感想説明ではなく映像 事実だけを書いているけど
かき氷の味も変わってくる リアリティーが変わる)
山積みのプリント置いてかき氷
山積みのプリント終えてかき氷
3位 辰巳琢郎
餅飯殿(もちいどの)にも賑はひ戻りかき氷
添削(餅飯殿とかき氷の取り合わせは個性があって良い
取り合わせが面白い 「にも」は散文的 「に」でよい
戻る賑はひとしたら映像になる)
餅飯殿に戻る賑はひかき氷
4位 佐野晶哉
炎(も)ゆる雲ボール回した帰り道
添削(「炎ゆ」が季語 夏の季語 万物が燃えるような熱気)
夕焼雲ボール回した帰り道
夕焼やボール回した帰り道
5位 飯尾和樹
口元や甘いドラキュラかき氷
添削(よくある比喩 書くのも恥ずかしい陳腐な比喩
努力のあとは見える 発想の土台が凡人
甘いとしたことで詩が生まれるんじゃないか)
口元は甘いドラキュラかき氷
次回のお題は「ケータリング」
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