2024年8月22日木曜日

富岡鉄斎&偉人・敗北からの教訓「近衛前久」「平将門」&無言館

盆過ぎて居間に三機の扇風機
秋曇(くもり)感情だけで動く人
秋の声マウント取りてご満悦
秋高し洗濯ものの陽の香り
アドラーの例える人やヘこき虫

■日曜美術館 アートシーン「没後100年・富岡鉄斎」展
万巻の書を読み万里の道を行く   董其昌(とう・きしょう)
画の六法である「気韻生動」を説明した言葉。
「一万冊の本を読んで博学多識になり、一万里の道を旅して体験を積む」
という意味で、座学と共に広い世界に飛び出して
様々な経験を積むことの大切さを説いた言葉。

■偉人・敗北からの教訓 第54回「近衛前久・公家の復権を夢見た戦国の関白」
前久(さきひさ)「安寧の世が訪れなければ公家は潰れる」
前久「自分の権威と謙信の武力があれば天下を治められる」

近衛前久 敗北の伏線
目先のことだけを考えず先を見据えることも必要

近衛前久 敗北の瞬間
思惑通りに動いている時こそ次の手を考えていることが大事
自分の力で解決できればなお良し

前久の敗北から学ぶ教訓
他人のふんどしで相撲は取るべからず

■偉人・敗北からの教訓 第55回「平将門・関東の独立を図った過激な反乱」
平将門 敗北の伏線
暴力の連鎖は大きな事態に発展する場合も

平将門 敗北の瞬間
出過ぎた人助けには危険が伴う
度を超す使命感と自信過剰には気をつけて

将門の敗北から学ぶ教訓
リーダーたるものビジョンを明確にすべし

■新美の巨人たち【戦没画学生慰霊美術館「無言館」×内田有紀】
窪島誠一郎氏の言葉
野見山暁治さんという絵描きさんがふらりとお尋ねになってくださって
自分の仲間にも戦地から帰れなかった仲間が随分いると
彼らの絵がほっとけばこの世から消えてしまうのが辛いんだって
いう一言が心打ちまして やっぱり一つの館の中に
納めるべきではないかっていう気持ちがムラムラって一旦
湧いてきたら止めようがなくなりましてね

平成9(1997)年 無言館 開館
窪島誠一郎氏は稀代の私小説作家として知られ、
数々のベストセラーを生んだ水上勉氏の子です。
戦時中に離別し、戦後三十余年をへて奇跡の再会を果たされました。

野見山暁治
絵はつまらないなぁと思いましたよ
ただね日にちが経つにつれて何となく変わってきたんです 気持ちが
展覧会で評判になるようないい絵を描こうという
気持ちがまずないんですよね
それよりも見たいものをじっと見ていたい
その純一さというか 絵というものは本当はこう言うもんだ
というのを感じるのね それがじわっと伝わってくるようになった

無言館のオブジェの裏側に記された言葉
画家は愛するものしか描けない
相手と戦い 相手を憎んでいたら
画家は絵を描けない
一枚の絵を守ることは
「愛」と「平和」を守るということ

窪島誠一郎氏と内田也哉子女史の対談。⇩
https://bunshun.jp/articles/-/56615

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