2024年8月26日月曜日

知恵泉 南光坊天海 後藤田正晴

アオノリュウゼツラン美郷で開花
岩蓮華(いわれんげ)光を求め開花せり
盆休み過疎の道路や駐車場
冷やしうどんをオクラと卵鎮座せり
燈籠や川面を照らしゆったりと

■先人たちの底力知恵泉 
江戸幕府の支柱を作った南光坊天海 物事の先を見据えろ!

南光坊天海は徳川家康と会った時すでに70代
徳川家(家康 秀忠 家光)に3代仕え108歳まで生涯現役
学識 見聞 先を見通す洞察力
徳川幕府の礎を築く

御厨貴(みくりやたかし)政治学者
後藤田正治元官房長官などの歴史の生き証人の本年を聞き出してきた
小和田哲男

ひとりで決断するのは難しい時代 誰かの知恵を借りたい
現在は多数の人間を抱えて多くの情報を貰うというのが流行

徳川家光に長生きの秘訣を聞かれた時
粗食、正直、お湯に入りお経を読み規則正しい生活をする
時々リラックスする 軽妙洒脱なうえ深みも感じる解答

知恵その一
トップこそ苦言を呈せ!それが真のブレーンなり

常に側にいて天海の言うことは一言として用いられなかったことはない
「東照宮御実紀付録」

上皇を流罪とすれば朝敵となりかねません
そのようなことを口外するものではありません!「新▢面命」

紫衣(しえ)事件
紫衣とは位の高い僧侶のみが着用できる紫色の衣
任命には幕府の承認が必要だった

他のものは赦免していただき私のみをいかようにも処罰していただきたい
「細川家史料」

立派な人材を失ってはならない 島流しを取り消すべきである

エンサイクロペディア あらゆる知識を包括的に収録した百科事典

中曽根康弘元首相と後藤田正晴元官房長官の関係に似ている
中曽根さんがちょっと年下だった
後藤田さんは年下の中曽根さんにどう仕えていくか
考えたのは「中曽根の言う通りにはやらない」
首相権力の強化をやりたかったが、中曽根首相の権力が
大きくなったら危ないと後藤田さんは考えて
「首相権力の強化」を「首相官邸の強化」に変えた
これこそがブレーン力

知恵その二
おそるべし❝シンボル力❞常に理念をかざせ

わしが死んだら亡骸は久能山におさめよ
しかるのち一年後に日光にまつれそして日本全土の守り神になろう
「本光国師日記」

元和2年(1616)家康死去 享年75
天開は80歳を超えていた

家康を類まれな唯一無二の神に祀るには「大権現」でなければならない
と天海は主張 家光を納得させた
その後260年続く泰平の世を築く礎となった

シンボルを単に言葉だけじゃなくて具体的な形として残していった
家康の気持ちを表すには形だということで残した

池田内閣の時の所得倍増 月給2倍論 高度成長のシンボル力として効いた
所得倍増論は高度成長日本を表す言葉としてシンボル力として残っていく
本人も信じて庶民も信じさせるのは相当な力

天海は本気で家康を神にしようとした

ブレーンも単に後ろにいるだけではなく前に出ていざという時には勝負する
それがこの国の安定につながる家康の考えていることにつながる
死してなお家康とは信頼関係で結ばれていた
神に守られている日本
基礎を作った天海の発想力は大きい

この国がどういう方向に向かっていくかと言うことを
議論をすることがブレーン力の最終的な課題
説得をし納得をし大きくなっていくこのプロセスが大事
天海は無私の人だった

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