コケットリーあざとき蠱惑(こわく)花野道
品つくりチャラきロココや秋の空
安っぽい(フランソワ・)ブーシェしゅきしゅき秋の夢
(ジャン・シメオン・)シャルダンの予測通りと蚯蚓鳴く
秋の川チャラきあざとさ見抜かれて(ピエール・ジャン・バティスト・シャルダン)
セザンヌのシャルダン畏敬秋渇き
■ギュッと!四国 俳句道場
兼題「阿波踊」秋の季語
徳島発祥の盂蘭盆(うらぼん)に合わせて行われる盆踊り。
400年以上の歴史を持つ。
三味線や太鼓、鉦鼓(しょうこ)、篠笛(しのぶえ)等の
二拍子の伴奏に合わせて踊り手達が練り歩く。
日本を代表する伝統芸能のひとつ。
ギュッと!特選
阿波踊終ふる桟敷(さじき)や月の雨 星月彩也華
番組で紹介された秀作
あの腰は富(とみ)さんの孫阿波踊り 古賀
阿波踊りぞめきに跳ねる緋(ひ)の蹴出(けだ)し 阿波の風
跳ね上げる裾の迫り来(く)阿波踊 ゆすらご
番組で紹介された佳作
満面を阿呆(あほう)に染めて阿波踊 伊予吟会宵嵐
受け継いだ血が運ぶ足阿波踊 佐竹紫円
鳴り物に衆も揺れをり阿波踊 中矢花子
菅笠(すげがさ)の動き乱れぬ阿波踊 鈴木野茨
秀作への道
お囃子(はやし)の二拍子揺られて子の眠る 笠井純子
(「阿波踊」という季語が落ちている。)
佳作 二拍子にあげし手揺(ゆ)らば阿波踊り 加藤宜立
(「あげし」「揺らば」の動詞の重なりで映像の焦点がぼやけている。)
佳作 二拍子の足袋の白さや阿波踊 大久保加州
(「足袋の白さ」は、ありがちな表現。)
秀作 二拍子に蹴(け)だしの揺るる阿波おどり シクラメン
(「阿波踊」の光景として印象的な「蹴だし(女性が腰巻の上に重ねてつける布)」に
焦点をしぼり、蹴だしまでが「二拍子」で揺れている映像をしっかりと描いている。)
秀作 二拍子に揺れる印籠阿波踊 大薮ハナミズキ
(腰につけている「印籠」に焦点を当てている。
「二拍子に揺れる」のあとに「印籠」がでてくる展開が鮮やか。)
参照:https://www.nhk.jp/p/gyuttoshikoku/ts/7MXVZZ52K3/blog/bl/pKyjJXApJB/
十月の兼題は「秋茄子(あきなす)」
■名言
徳川吉宗 曰く
「おしなべて誉められる者にも
善人は少なきものよ。
半ば誉められ、半ば毀しらるる者こそ
取り所はあるなれ。」
柴門ふみ 曰く
「世の中には、ワガママな人間と
それを我慢する人間の二種類がある。
そして、ワガママな人間は、
それを押し通せる相手を見つけるのが
実にうまい。」
石川紀之助 曰く
「何事も明日、明日と伸ばしておく時は、
千日たっても用は弁ぜず。
事を為さんには、片っ端からなすべし。」
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