星月夜これぞ贅沢無有好醜(むうこうじゅ)
秋雨や洗濯物を弄び
赤い橋渡れば秋の積善館
こんこんと湧きいでし湯秋の四万(温泉)
木のかほり最古の湯宿へ秋来たる
■プレバト纏め 2023年8月31日
夏休みの宿題で一句
特別永世名人 富美男の締めの一句
梅沢富美男
一心に日焼けの鱗はぐ子かな
添削
宿題は遅々と日焼けの鱗剥ぐ
永世名人 横尾のお手本
横尾渉(無理のない表現で
良き青春あるあるが書けている。)
日盛りのマック課題図書のあらすじ
特待生昇格試験
森口瑤子
箱庭の四人家族の無表情
(箱庭が夏の季語。
箱の中に人形や木などを配置して作られた庭園
日常生活の人間関係を象徴。
奥行、心情の陰影を示唆する。
一筋縄ではいかない箱庭の一句。)
1位
勝俣州和
誘蛾灯(ゆうがとう)英語テストは三十点
(取り合わせが良い。季語のチョイスが良い。)
2位 弓木奈於
花火背に夢中で描いた父と母
添削(映像を描写する。位置関係がわかるように書く。
虫の心にこの人はなっている。)
花火観る父母を描く花火背に
3位 坂井良多
夏の果明日は来るなと神頼み
添削(余った2字にプレバトあるある 鳴呼を入れる。)
夏果(なつはて)の宿題明日よ来るな嗚呼
4位 尾上右近
すぐ後ろママの姿は入道雲
添削(季語を比喩に使うと「季語が立たない」
季語の鮮度が落ちる。対処としては語順を逆にする。)
入道雲宿題迫るママみたい
次回のお題は「エレベーター」
■夏井いつき俳句チャンネル
【第7回尻二字三角パス②】第6回の優秀句をご紹介!【「くや」】
野犬かなし落葉の路地の焼き肉屋 朗善
く、やられた田畑は鹿に荒らされて つちや海郷
く、火傷がピリリ師走の牛丼屋 田野こみち
苦や喜やらあるもんですね春たちぬ 加里かり子
句や短歌元旦号に掲載す 橋大
九夜続く浅き眠りの春炬燵 小野とらのは
九夜泣いて君を忘れるシクラメン 桂子
悔やんでも締め切り過ぎている寒夜 俳号不明
悔し紛れに投げつけたちゃんちゃんこ 白猫のあくび
悔やむとは春の光を仰ぐこと 打楽器
悔しん坊の君へありったけミモザ DAZZA
久屋さん家また餅配(くばり)するってよ 川越羽流
国屋町(くやちょう)は島根の町の名水の春 さこたゆう
区役所の非常階段花八手 ひでやん
区役所のあずかり知らぬふらここよ 高橋寅次
区役所の合併凪(たこ)はプレハブへ 織部なつめ
区役所の幽霊西側の便所 みづちみわ
区役所のストーブに居てまだ夫婦 ベーグル
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