先日“やすらぎの郷”で知った詩を記しておく事に・・・。
鎮静剤
マリー・ローランサン
堀口大學 訳
退屈な女より もっと哀れなのは 悲しい女です。
悲しい女より もっと哀れなのは 不幸な女です。
不幸な女より もっと哀れなのは 病気の女です。
病気の女より もっと哀れなのは 捨てられた女です。
捨てられた女より もっと哀れなのは よるべない女です。
よるべない女より もっと哀れなのは 追われた女です。
追われた女より もっと哀れなのは 死んだ女です。
死んだ女より もっと哀れなのは 忘れられた女です。
朗読を何気に聞いていたら、
胸が熱くなってきて、涙が零れ落ちてきました。
私も近い将来、忘れられた女になるんですよね。
私は忘れられた女をそんなに哀れだとは
思っていなかったのですが・・・。
寧ろ、そんな生き方を望んでいたのに・・・。
忘れられる事が、こんなにも哀れな事だと
世間では認識されていたのですね。
人知れず存在し、人知れず
消えていくのも良いのでは・・・?
そう考えている女なのに、如何して涙したのかしら・・・?
今日と言う日を丁寧に生きて行きたいと・・・。
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