かりそめの現(うつつ)見つめて春の空
風光る歴史を守り引き継がん
大聖堂は市民の誇り春の空
(ステンドグラス)イスラムの影響受くる春北斗
浮いた船アルカサル城春の月
■あの本、読みました?いま話題!
バレンタインに読みたい大人の恋愛小説スペシャル
木爾(きな)チレン 一穂ミチ 鈴木保奈美 山本倖千恵 林祐輔P
(木爾チレンの夫 けんご@小説紹介 紙上健吾
アルジャーノンに花束を で既に番組出演していた。)
川上未映子著
乳と卵 夏物語 ヘヴン 黄色い家
今年、映画化されるのは 「すべて真夜中の恋人たち」
凪良ゆう著
汝、星のごとく
吉田修一著 邦画実写歴代興行収入ランキングNo.1作品 22年ぶり
国宝 ミス・サンシャイン
一穂ミチ著 第30回島清(しませい)恋愛文学賞
光のとこにいてね アフター・ユー
アフター・ユー おじさんと別れを描いた理由
清吾と同じく愛する人、夫・波留彦を失った沙都子の言葉
「アフター・ユー」の一文 一穂ミチ著/文藝春秋
「写真もある、書類もある、彼の上司や同僚も知ってる、
でも、時々不安になるんです。あの人の存在ごと、
わたしの夢だったらどうしよう、って自信がなくなるー
変なことを言ってるのはわかってます。
でも「いたこと」って、みんな、どうやって信じてるんでしょうか」
せめて遺体があれば、「死」という現実を自分の目で確かめ、
葬儀や火葬という段階を踏んで心に刻むことができる。
弔いという儀式は、死者の魂をあちらに送ると同時に、
生者の魂をこちらに繋ぎ止める役割を持つのだろう。
でも、波留彦も多美もただ、「いない」。拭うことも捉えることも
できない不在の影が沙都子をすっぽり覆ってしまっていて、
清吾にはどうすることもできない。
自分の手元に、多美の生を証すものはどれだけ残されているのか。
「いたこと」ってどうやって信じる?
懐かしの電話ボックス
海難事故に遭って行方不明の多美を探しに行った遠鹿島で
夜車を走らせていた清吾は電話ボックスを発見
多美が残したお守りの袋の中に入っていた
テレフォンカードを取り出し多美の携帯に電話を掛ける
「アフター・ユー」の一文 一穂ミチ著/文藝春秋
清吾はボックスの中に入り、スマホに比べるとでかくて重たい
受話器をあげてテレフォンカードを差し込んだ。
「49」と赤いデジタル文字が表示される。ちゃんと使えるようだ。
0のボタンを押すと、つめたい金属がかこんとへこむ。
ああ、公衆電話の感触や。
若草色の受話器の向こうからは発信音が聞こえてきた。
しまった、間違えた。あわててフックに指をかけた瞬間、
「はい」と応答があった。「もしもし、青さん?」多美の声だった。
夢か、それとも、俺の頭がどないかなってしもたんやろか。
夢やとしたら、どっからや。「青さん?」受話器の向こうからは、
確かに多美の声がする。ありえない。
「どうしたの?何かあった?」「多美」そろりと口にした。
電話ボックスを登場させた理由
タイトルの付け方「アフター・ユー」=「お先にどうぞ」
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島本理生(りお)著
ファーストラブ Red ナラタージュ 一撃のお姫様
恋は落ちずに、落とすもの?君に綴る4つの駆け引き
浅倉秋成 織守きょうや 辻堂ゆめ 日部星花著
綿矢りさ著
グレタ・ニンプ 深夜のスパチュラ(スパチュラ泣きをしてほしい 一穂ミチ)
木爾チレン著
哀(あい)を飲む
水みたいな人 ジンジャーエールに似ている ぬるいラムネ
コーラの泡 梅酒と眠る 生きる薬 骨を飲む
飲み物にこだわった理由
👑悲しさのない恋愛はない 木爾チレン
骨を飲む
「哀を飲む」の一文 木爾チレン著/実業之日本社
多くの人は始まりが好きだという。楽しいのは、
始まりの本の僅かな間だけなの、と。
でも、私は幹夫と私が、どういうふうに別れるのだろうと
想像するのが好きだった。
だって終わりは、どんなに暴力的だったとしても、美しい。
だからドラマだってマンガだって、
すぐに最終回が見たいと思ってしまう。
だから、別れはいつか来てもいい。
それが最高にすてきな別れなら、来てもいいと思う。
「水みたいな人」テーマは「喪失」
「哀を飲む」の一文 木爾チレン著/実業之日本社
優しい青は、「あたしのことを好き?」と訊けば、何度だってあたしのことを
好きだと言ってくれる。けれどあたしが聞きたいのは、そんな木霊のような
言葉じゃない。(「ぬるいラムネ」より)
愛は無料だ。だからこそ、みんなこわがる。対価を払わず手に入れたものは、
いつ消えてもおかしくないから。だから私は、お金で愛を買う。
なくならない代わりに、永遠に手に入らない。(「コーラの泡」より)
「骨って、どんな味がするの」「愛の味」そう言って、私は嘘笑いした。
「愛ってきっと、不味いのね」中川も、私と同じように嘘笑いした。
(「骨を飲む」より)
「私のこと好き?」って聞く?
木爾チレン女史はよしもとばなな女史が好き
「白河夜船」/新潮文庫 が一番お好きだとか…。
吉川ばなな女史の文体が好き
吉本ばななからの影響 最初の頃は生とか死を書いていた
こんなに読みやすい小説があるんだが第一印象
読みやすい文体で重いテーマを綴られている
「夏の匂いがする」木爾チレン著
恋とも友情とも言えない 同性に強く焦がれる気持ちを描いた少女たちの物語
一穂ミチが鈴木保奈美に薦める恋愛小説
小池真理子著「恋」
女子大学生が憧れの助教授夫妻と築いた三人の愛の聖域。
一人の青年が完璧な均衡を壊し、殺意と悲劇を招く。
木爾チレンが鈴木保奈美に薦める恋愛小説
中山可穂著「白い薔薇の淵まで」
一行も読み飛ばせない、完璧な恋愛小説
平凡なOLと新人女性作家、女性同士の恋の物語。
激しく求め合い、傷つけ合い、修羅場を繰り返す…
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