2026年2月7日土曜日

100分de名著 ヤンパース❝哲学入門❞①

冬の夜や生きる死ぬるはのさりかな

三ツ星や全てはのさり授からん

寒昴今日はのさったありがとう

冬銀河神に授かり今日ものさった

日向ぼこのさり続きて受け継がれ

 

100de名著 ヤスパース❝哲学入門❞①哲学とはどんな営みか❓

戸谷洋志 伊集院光 阿部みちこ 

 

秩序や価値の崩壊

(20世紀を代表するドイツの)哲学者 カール・ヤスパル

「人間が挫折をどのように経験するかということは、

その人間を決定する要点であります。」

 

哲学は世の中の「当たり前」を問い直す

 

子供の頃のヤスパース 1883年生まれ

精神科医だった頃のヤスパース ゲルトルートと結婚 ハイデルベルクで住む

その頃のドイツは経済的苦境に陥っていました 哲学科の大学教授へ

ヒトラーが政権を握りナチスの侵攻 職を追われる 

妻ゲルトルートがユダヤ人だったから 

アウシュビッツ強制収容所へ妻は強制移送を迫られた

ドイツ国内で息を潜めて生きるしかなかった 壊滅的な最後を迎えた

第二次世界大戦直後のドイツ 終戦から5年後ラジオ放送で連続講演を始める

それが「哲学入門」だった

 

人間が挫折をどのように経験するかということは、

その人間を決定する要点であります。

すなわちそれは、彼は挫折を見ることができないで、

ただ実際において最後にそれに打負かされるか、(中略)

それを引受けるかどうか、ということであります。(中略)

換言しますと、人間は救済を求める。(中略)

あらゆる「哲学すること」は一種の現世の超克であり、

救済の一類比物なのであります。

 

挫折=それまで「当たり前」と信じていた世界が亡くなってしまう体験

挫折から哲学は出発する

 

哲学の動機となるもの

これまでの哲学者

プラトン 驚愕

デカルト 懐疑

ヤスパース(独自性) 挫折

 

私たちは常にいろいろな状況の内に生きているのであります。(中略)

しかし私は死なねばならないとか、私は悩まねばならないとか、(中略)

私は不可避的に罪に巻きこまれているなどというように、(中略)

その本質においては変化しないところの状況というものが存在します。

私たちはこのような私たちの現存在の状況を限界状況

呼んでいるのであります。

 

哲学的な生活態度への意志というものは、個人が陥っている

暗黒の状態から生まれます。(中略)

彼が突然目ざめ、驚き、そして、私は何であるか、私は何を

怠っているのか、私は何をなすべきであるか、などと問う場合は、

この意思はまったく本能の虜になってしまっている

自己忘却の状態から生まれるのです。

 

戦争と難病という自らの限界状況の中でヤスパースは独自の哲学を

深めていきました。

限界状況は誰にでもやってくるもの

だからこそ誰もが哲学することが必要

「限界状況」はさまざま 結婚・出産など

挫折=「限界状況」で得られるもの

「挫折」をすると自分だけの生きる意味を考え始めざるを得ない

 

限界において感得されうるものを通じて

自己の限界を経験することによって、明瞭な対象的知においてのみ、

私たちの意識は明晰でありうるのです。 老いや死 透明 

 

現象が私たちに透明になることによって、私たちは現象に結びつけ

られているのであります。(本当の自分を透明と表現した)

 

対象的知❝自分自身❞を対象として理解すること

自分の表層でなく内側の真価を理解できるようになる

 

「透明になる」という体験

「限界状況」に見える日本

 

ToDoリストが生活全般を占拠してしまう

「限界状況」から目をそらさせてしまう

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