足許の節分草へ独り言
明日の春猪肉の恵方巻き
黒大豆豆撒前に頬張らん
もう少し頑張ろうかな豆を撒く
■NHK俳句 兼題「薄雷(うすらい)」
年間テーマ「俳句の凝りをほぐします」
選者 堀田季何 レギュラー 庄司浩平 司会 柴田英嗣
今週のテーマ切れ字「かな」
直前の言葉を輝かせる 輝かせ方が違う
前の言葉が余韻としてずっと広がる 句を読んだあとでも心に残る
最初に気をつけて欲しいこと
ツボポイント①
切字とそれ以外の「かな」の違いを認識する
ツボポイント②
「かな」は句末に置く
さま〲の事おもひ出す桜かな 松尾芭蕉
ツボポイント③
助詞や連体形を使って中七から下五を繋げる
牡丹雪その夜の妻のにほふかな 石田波郷
「の」を「や」にすると余韻を残すところが解からない
手をつけて海のつめたき桜かな 岸本尚毅
「き」は連体形「し」は終止形
句中で切れていない=繋げる
「かな」を効果的に使った句を作る!
朧+かな
朧(春の季語) 春に大気中の景色や物がかすんで見える夜の現象
① 「朧」のことを忘れる ②季語を入れない
② 「名詞」+「動詞/形容詞」の短いフレーズ
キャラ弁の鼻から食べる朧かな 庄司浩平
煙突に二人で登る朧かな 柴田英嗣
切字の「かな」 句末の置く 上から「朧」に繋がる
余韻を響かせ味わい深い句を作ろう!
■今週の兼題「薄雷(うすらい・うすごおり)」
薄雷:春の季語 春になってもまだ解けずに薄く残っている氷
または寒さが戻り新しく薄く張った氷のことをいう
特選六句
私 薄雷のどこを踏んでも罪になり 錆田水遊(さびたみずあそび)
(いろんな読み方があって広がりがある)
いくたびも薄氷になりみづになり 立川茜
薄雷に突っ込み落とす釜の泥 高梨圭司
(ためらいのなさと日常の生活)
薄氷(はくひょう)を避ける子のあと避け行く子 日下隆博
(Kの音で合わせたのかも)
薄雷や鳥の糞(まり)までうつくしく 伊藤映雪(えいせつ)
薄氷の岸やあなたを許す旅 西鎮(しゃあちん)
私感
今回の俳句は好きな句ばかりでした。
兼題によってこんなに違うとは…。
・柴田の歩み 「切れ」について 1から見直してみよう
庄司の歩み 薄雷の上を渡るように慎重な判断をしたい…かな?
■NHK短歌 題「鍵」
年間テーマ“私”に出会おう 〜2年目の飛躍〜
選者 川野里子 レギュラー 内藤秀一郎 深尾あむ 司会 ヒコロヒー
・飛躍の扉 詩になる瞬間
悪友がくれたオレンジ色のガム一生分噛みホームで捨てる
榊原紘「悪友」
普段は決して悪友に表現しない心がここで表現できる
詩とはー言葉でしか表現できない真実
繁殖期のごときひかりよ窓際に解体された扇風機の羽根
竹内優子「輪をつくる」
命のないものにふっと命が宿ってしまうそれによって詩になる
(それを擬人化というんではなかろうか❓
俳句では陳腐になると忌み嫌われているが…)
対岸の陽の射すところ神坐(ま)してひかりが野球少年となる
楠誓英(せいえい)「薄明穹」
日常見逃してきたものや見慣れたものが特別な価値を持つ
■入選六首 題「鍵」
望月の照らす鍵穴そっと差す寝床のうなぎ起こさぬように
森田徹
一席 早朝パートの母が置いてく合鍵を僕は戦士のように握った
今西富幸
鍵付きの個室に向かうとき少し白衣の天使の翼が竦(すく)む
ヤマメ
家政婦の合鍵摩滅して光る鞄の底の遺志としてなほ
村松正敏
カードキーしっかり握り部屋を出るトルクメニスタン白い街なり
山上ふみ子
銀河系のどこかに鍵をなくす人きょうあまたおり初花ひらく
斎藤秀雄
・秀一郎あむの飛躍のカギ
君と僕喧嘩もないし平和だね少しは鍵を開けてみようか
内藤秀一郎
次の鍵を開けてみようか君と僕喧嘩もないし平和だけれど
次のドア開ければ何が待ってるの?こっちを覗く光る鍵穴
深尾あむ
こっちを覗く光る鍵穴このドア開ければ未来の私が待つの?
・言葉のバトン
プライド脱ぐから置いてかないで
律月(りつき)ひかる(いぎなり東北産)うさぎ天使魔法少女
⇩
見た目より脱ぐとすごいぜメンチカツ
那波秀和 スーパーマーケット社長
明日の春猪肉の恵方巻き
黒大豆豆撒前に頬張らん
もう少し頑張ろうかな豆を撒く
■NHK俳句 兼題「薄雷(うすらい)」
年間テーマ「俳句の凝りをほぐします」
選者 堀田季何 レギュラー 庄司浩平 司会 柴田英嗣
今週のテーマ切れ字「かな」
直前の言葉を輝かせる 輝かせ方が違う
前の言葉が余韻としてずっと広がる 句を読んだあとでも心に残る
最初に気をつけて欲しいこと
ツボポイント①
切字とそれ以外の「かな」の違いを認識する
ツボポイント②
「かな」は句末に置く
さま〲の事おもひ出す桜かな 松尾芭蕉
ツボポイント③
助詞や連体形を使って中七から下五を繋げる
牡丹雪その夜の妻のにほふかな 石田波郷
「の」を「や」にすると余韻を残すところが解からない
手をつけて海のつめたき桜かな 岸本尚毅
「き」は連体形「し」は終止形
句中で切れていない=繋げる
「かな」を効果的に使った句を作る!
朧+かな
朧(春の季語) 春に大気中の景色や物がかすんで見える夜の現象
① 「朧」のことを忘れる ②季語を入れない
② 「名詞」+「動詞/形容詞」の短いフレーズ
キャラ弁の鼻から食べる朧かな 庄司浩平
煙突に二人で登る朧かな 柴田英嗣
切字の「かな」 句末の置く 上から「朧」に繋がる
余韻を響かせ味わい深い句を作ろう!
■今週の兼題「薄雷(うすらい・うすごおり)」
薄雷:春の季語 春になってもまだ解けずに薄く残っている氷
または寒さが戻り新しく薄く張った氷のことをいう
特選六句
私 薄雷のどこを踏んでも罪になり 錆田水遊(さびたみずあそび)
(いろんな読み方があって広がりがある)
いくたびも薄氷になりみづになり 立川茜
薄雷に突っ込み落とす釜の泥 高梨圭司
(ためらいのなさと日常の生活)
薄氷(はくひょう)を避ける子のあと避け行く子 日下隆博
(Kの音で合わせたのかも)
薄雷や鳥の糞(まり)までうつくしく 伊藤映雪(えいせつ)
薄氷の岸やあなたを許す旅 西鎮(しゃあちん)
私感
今回の俳句は好きな句ばかりでした。
兼題によってこんなに違うとは…。
・柴田の歩み 「切れ」について 1から見直してみよう
庄司の歩み 薄雷の上を渡るように慎重な判断をしたい…かな?
■NHK短歌 題「鍵」
年間テーマ“私”に出会おう 〜2年目の飛躍〜
選者 川野里子 レギュラー 内藤秀一郎 深尾あむ 司会 ヒコロヒー
・飛躍の扉 詩になる瞬間
悪友がくれたオレンジ色のガム一生分噛みホームで捨てる
榊原紘「悪友」
普段は決して悪友に表現しない心がここで表現できる
詩とはー言葉でしか表現できない真実
繁殖期のごときひかりよ窓際に解体された扇風機の羽根
竹内優子「輪をつくる」
命のないものにふっと命が宿ってしまうそれによって詩になる
(それを擬人化というんではなかろうか❓
俳句では陳腐になると忌み嫌われているが…)
対岸の陽の射すところ神坐(ま)してひかりが野球少年となる
楠誓英(せいえい)「薄明穹」
日常見逃してきたものや見慣れたものが特別な価値を持つ
■入選六首 題「鍵」
望月の照らす鍵穴そっと差す寝床のうなぎ起こさぬように
森田徹
一席 早朝パートの母が置いてく合鍵を僕は戦士のように握った
今西富幸
鍵付きの個室に向かうとき少し白衣の天使の翼が竦(すく)む
ヤマメ
家政婦の合鍵摩滅して光る鞄の底の遺志としてなほ
村松正敏
カードキーしっかり握り部屋を出るトルクメニスタン白い街なり
山上ふみ子
銀河系のどこかに鍵をなくす人きょうあまたおり初花ひらく
斎藤秀雄
・秀一郎あむの飛躍のカギ
君と僕喧嘩もないし平和だね少しは鍵を開けてみようか
内藤秀一郎
次の鍵を開けてみようか君と僕喧嘩もないし平和だけれど
次のドア開ければ何が待ってるの?こっちを覗く光る鍵穴
深尾あむ
こっちを覗く光る鍵穴このドア開ければ未来の私が待つの?
・言葉のバトン
プライド脱ぐから置いてかないで
律月(りつき)ひかる(いぎなり東北産)うさぎ天使魔法少女
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見た目より脱ぐとすごいぜメンチカツ
那波秀和 スーパーマーケット社長
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