寒潮や過去の言葉に傷ついて
限界なき努力重ねくだら野
人生は贈り物なり冬の星
考えるな感じろ冬の夕焼
冬の霧過去切り捨てて今を生く
■夏井いつきのおウチde俳句
一分季語ウンチク「北しぶき」
北野強風に乗って北から吹き付けてくる風
しかもそれに雨が混じって
しぶくように吹きつけてくる北風
そのことを「北しぶき」と呼びます
単純に冬の冷たさを表わす風の種類で言ったら
「きたかぜ」とか「凩」とか
様々なバリエーションがありますが
その中でも「北しぶき」はより一層冷たく
身を打ち付けてくるそんな季語になってまいりま
類似した季語と読み比べる時に
やはり「北しぶき」ならではの
雪の粒でもない雨の粒、水の粒 そういった物が
顔を打つかのような迫力
これも俳人心を刺激してやまない季語でありますね
■夏井いつきのおウチde俳句
一分季語ウンチク「若水」
「若水」というのは新年の初めに汲む水の事です
年男の役目とされ新年一番最初に汲んだ水には
若返りの霊力があるとかあるいは病を退ける
そんな効果があるとされていました
お水が自分の家の蛇口をひねったら出るという時代ではなく
外に行って水を汲んでいたそういう時代の季語でもあります
「若水」でお雑炊を作ったりとか
そんなふうにかつては用いられていたという事です
新年の明るい冷たさのあるそんな季語ですね
■名言
芥川龍之介 曰く
「良心は道徳を創るかも知れぬ。
しかし道徳はいまだかつて
良心の『良』の字を創つたことはない。」
日野原重明 曰く
「人は、自分の不幸に敏感であり、幸せに鈍感である。」
中谷彰宏氏 曰く
「自分の中に
取り組むべきテーマをなにももっていない人間は、
いくら本を読んでも
何一つ新しい発見をすることができない 。」
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