春近し仔犬じゃれ付き転びをり
冬深し遊ぶ本意ののめり込み
箱根駅伝理屈なき面白さ
新年会絶対的秩序あり
歌会始非日常極めけり
■NHK俳句 兼題「寒造」
選者 山田佳乃 ゲスト 安藤桃子
レギュラー 家藤正人 中西アルノ 司会 柴田英嗣
年間テーマ「俳句とエコロジー」
安藤桃子女史のお父さまは奥田暎二氏。
艶俳句を詠んでいる。
安藤和津女子はお母さま。
TV番組でも俳句を詠んでおられる。
プレバト2024年冬麗戦では10位を獲得されるほどの実力を保持。
高浜虚子も艶っぽい俳句で一冊出している。
江戸時代には小林一茶、松尾芭蕉、与謝蕪村がいて
俳句には大きな影響を与えていた。
寒造とは冬場に酒を造ること。作られた酒そのもの。
▪名句de穴埋めクイズ
寒造酒を神とも我が子とも 上野一孝
▪特選六句発表 兼題「寒造」
薀蓄を聞くも孝行寒造 高橋貴彦
大枡に能登の塩載せ寒造 直井照男
寒造り蔵人へ恋いたすまじ 主藤充子
東北に玉風来たり寒造 川本正
(玉風は季語として記載されている歳時記がある。
私の歳時記には記載。なので季重なりかと思いました。)
天窓を雪の埋め行く寒造 木原泰紀
(この句も雪と寒造の季重なり。気にしなくてもよいとのこと。)
杜氏(とうじ)入り蔵動き出す寒造 小野瑞季(みずき)
▪夏井家伝来!0から俳句 家藤正人&中西アルノ
生物園でオノマトペを学習!
0から俳句POINT
動き回っている音も「擬態語」として捉えることができる
▪安藤桃子 兼題「寒造」で一句披露
寒づくり湯気の向こうに紅一点 安藤桃子
(紅がぽっと灯っているような美しい映像が見えてくる。
時代性も詠みこまれている。山田佳乃先生)
添削
紅一点湯気の向こうへ寒づくり
▪特選三席発表 兼題「寒造」
三席 角張って角張って呑む寒造 笹沼郁夫
二席 銀色の闇へ目をやる寒造 宗平真実
一席 静の杜氏(とじ)動の蔵人寒造 冨田裕明
▪柴田の歩み
艶出して行こう
■ギュッと!四国
夏井いつきの俳句道場 兼題「文旦」(冬の季語)
高知県が日本一の産地で1月~2月は露地栽培の「土佐文旦」の収穫が最盛期。
歳時記には「朱欒(ざぼん)」を主たる季語としているものが多い。
傍題に「うちむらさき・文旦・ぼんたん・ざんぼあ・ざんぼ・晩白柚(ばんぺいゆ)」などがある。
ギュッと!特選
文旦を一玉母子手帳二冊 ちょうさん
秀作
文旦を上手く剥けたら嫁に来い のはらいちこ
小さき手が狙う剥き終わった文旦 鳴門れんこん
恋文や文旦ひとつ転がせり 春あおい
佳作
文旦の光映して剥く手かな ひろちゃん
文旦や剥くそばぽいぽい吾子の口 華ことり
添削
文旦を剥くやぽいぽい吾子の口
文旦や友の子の名で届きをり 田川有利子
▪秀作への道
説明と描写の違い
描写は映像が見える・想像を促す
秀作 切り込みの×(ばつ)を起点に剥く文旦 渡辺香野
佳作 解説のとおりに剥いてゆく文旦 そまり
放送された句のなかで添削された句
幼手に転がし文旦香の宴(うたげ) 萌美路
添削
文旦を児の転がせば香りけり
参照:https://www.nhk.jp/p/gyuttoshikoku/ts/7MXVZZ52K3/blog/bl/pKyjJXApJB/bp/pVlP53KPZV/
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