断言・反復・感染冬深し
都合よく持ったイマージュ日脚伸ぶ
厳冬確証バイヤス見えぬふり
春を待つ好きに余白を想像し
霜柱吾で鍬返す吾の畑
■プレバト纏め 2024年1月18日
毛布の猫で一句(炬燵猫・毛布が冬の季語)
▪特別永世名人締めの一句 梅沢富美男
梅沢富美男
可惜夜(あたらよ)の猫の温(ぬく)みの布団かな
添削(可惜夜とは明けてしまうのが惜しいほどの素晴らしい夜
貴方と過ごした二人の可惜夜 可惜夜に対して失礼な使い方
季語は布団 直してもつまらないと夏井いつき先生)
可惜夜の布団に猫の寝息かな
▪永世名人 ジュニアのお手本
千原ジュニア
吾に見えぬもの見えておる炬燵猫
(季語と真っ向勝負 一物仕立て 季語の事だけを詠む俳句の型
中々難しい技 語順も良い 猫の視線だけを描写して詩にしている)
1位 呂布カルマ
どこまでが猫でどこから毛布かな
(韻(どこ)文のリズムも有効に使用
冬の季語として主役に立つように「かな」をつけて詠嘆している。
ちょっとだけ違うリズムにする手もある
わざと一音足りないリズムにする
一音あえて余らせて面白いリズムを作る 俳句の許容範囲
自由にあなたのリズムで詠うと他の人とは全く違う新しい俳句が生まれる
期待の星を今日見つけたという思いですと夏井いつき先生)
どこまでが猫でどこからが毛布
2位 新木優子
冬晴れのパリの街並み猫二匹
(固有名詞は大きな力を持つ 季語に匹敵するイメージを持っている
寄り添うように猫がいる これもほのぼのとしたいい光景
人間を一人入れるとさらに遠近感がでて面白い
行きずりの猫かも旅行者かもと五音あれば色々できる)
冬晴れのパリの街並み猫と吾と
3位 児玉智洋
老猫のいびきは父似日向ぼこ
(老いた猫と父のいたわりの気持ちがほんのり浮かぶ
季語日向ぼこの暖かいイメージがくるっと包んだところが良い所)
4位 風間トオル
冬日向窓辺に毛布猫の夢
添削(三段切れ、季重なり)
日向なる窓辺に毛布猫の夢
5位 若林麻由美
母を待つ今日も感謝の冬薔薇
添削(兼題写真からなぜこの句を詠んだのか❓
発想を広げるのは悪くはない 中七が勿体ない
俳句は説明を嫌う)
通院の母待つ庭の冬薔薇(1カットの映像になる)
通院の母待つ庭や冬薔薇(視線が薔薇のアップへ行く)
次回のお題は「美容院」
■お墓から見たニッポン7「紫式部の墓を移動させたのは室町時代の熱狂的ファン?」
紫式部日記には清少納言の悪口だらけ!?
「得意顔で偉そうに振る舞っていた」
「利口ぶって漢字を書いているけど間違いだらけ」
「将来悪いことが起こる」
「不誠実な人間」
源氏物語に仏教界から大批判が!
仏教界の戒律「不妄語戒(嘘をついてはいけない)」を破ったと問題視される
物語⇨架空⇨嘘をついている⇨罪
紫式部は光源氏の言葉を借りて反論している
「正史である日本書紀などは物事の一面にしか過ぎない
架空の物語こそ道理にかなった詳しいことが書いてある」
紫式部は負けず嫌いで真面目なキャリアウーマン!
紫式部 辞世の句
誰か世にながらへて見る書きとめし跡は消えせぬ形見なれども
千年もの間人々を魅了 世界を代表するエンターテイナー
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